走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

中国の表現規制は、他山の石だな

 これを見た時、背筋が寒くなった。中国共産党(実質中国政府)は、ここまでやるのかと。と、同時に中国のアニメ業界は金払いがいいと言う。このふたつから思ったのは、かつてオレが表現規制問題に首を突っ込む時に漠然と思った事態……、「規制により起きる官製のえこひいき」が中国では起きているのではないかと。いつ規制されるか分からないので、アニメなどの業界は戦々恐々としているらしいが。この話は、他山の石だな。

 それでですね、人権意識から表現に対し抑圧的な事をツイッターでおっしゃってるみなさんにこの場で問いたい。もしあなた方の望み通りの社会になれば、中国並みの表現規制が日本にも訪れますよ。それでもいいんですか? と。日本の為政者の人権意識は決して高くないとオレも思うから、上記ツイートの事態が日本にも訪れるのではないかと……。普段日本政府の人権意識を腐している皆さんが、この件については為政者を信用しているかのように見えるのは、どう言う事ですか? それがいまひとつ分からん。

 ツイッター表現規制について語りたくない*1ので、このブログで言う。誘導のためツイッターにシェアはするが、本当はそれにも消極的である。しかし見てもらわなければ、話が進まないのだ。話を戻そう、他にもツイッターで「誰も傷つけない表現こそが素晴らしいものだ」みたく言っていた者もいたが、誰も傷つけない表現なぞ存在しない。その辺はツイッターで他の人が沢山言及しているからあまりツッコまないけど、この場を借りてまた言う。

「そがぁな事言うんじゃったら、オドレが自分で作ってみりゃあええじゃろうが!」

 「誰も傷つけない表現を作れ」だの、「規制の中でこそ傑作が生まれる」だの表現者に向かって言える奴は、表現をなめている。自分じゃ作らないから、言いたい放題気象台……。

a-katu.hatenablog.com

 上記記事で「売れて見返せ」と言うのは異議申し立てを封じ込める行為ではないかと言う意見に同意しながら、こんな事を言うのをいぶかしむ者もいようが、「誰も傷つけない表現を作れ」だの「規制の中でこそ傑作が生まれる」だの表現者に向かって言う方が、「売れて見返せ」と言うのと似たような行為ではないかと。

 それから、オレはツイッターでの表現規制を巡るいざこざは、「自分の好みの価値観を、世の中の中央に据えようとする殲滅戦」の様相を呈していると思っているので、ツイッターでは話をしない事にしている。そんなオレがここまで書いていると言う事を、閲覧者の皆さんはよく噛みしめていただきたい。オレはいろいろ怒っているんだ! 誰もそれを見てビビりはしないがな……、トホホ。

*1:気になる話題のひとつとして、他人のツイートをRTしたりブログでの引用のため「いいね」をしたりはするが……。