走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

今日はもう休むつもりだったが

 気圧のせいか、なんか言わないと気が滅入るので、記事を書く事にした。「ツイッターでやれ」と言われそうだが、あそこはあそこで今言う気になれんのだ。

 それはそうと、ツイッターと言えばオレがサブカルビジネスセンター(以下、サブカルBC)のそれで別名義で発表しているマンガ、意外と見ている人がいてビックリしている。なんでそれが分かったかはさておき、描いておくものですな。サブカルBCでいろいろやった甲斐が出て来たと、つくづく思う。オレの人生、失敗と外れの連続だったもので、こうもいい事があるとは思ってなかったけどな。と言うか、今までが酷すぎたんだよ。いちいち詳述はしないが、あえて言うなら勤め先で殺されかかったり……。あの時の恐怖や悔しさをバネにマンガ描けばよかったが、いろいろあって最近までマトモに描けなかった。サブカルBCに通う事で、描くチャンスと見てもらうチャンスが転がり込んだのかも知れん。それはいいのだが、サブカルBCのブログも週2回担当してるから『精神障がいエッセイマンガ』の方は、被らないようにせんといかんし……。ウーム。

書かなければ萎える

 にわかに忙しくなり、このブログを週一回程度にしていたが、それじゃ書くための知恵が萎える。しかし忙しいのは続いているし、ウーム。

 オレはぞんなに器用じゃないから、忙しいうちは自分の趣味的な事は二の次にしていたけど、それはそれで別の問題があったな。思考が停止すると言う……。しかし7月の連休まで、この忙しさは続きそうだしなあ。忙殺とはよく言ったもんだ。とか書いていたら、文章はともかく趣味の絵は描けるようになった。厳密に言うと、描いてる時に辛さを感じなくなった。自己嫌悪や不安が、筆を鈍らせたのだろう。してみると文章の方も、きっかけ次第で知恵が戻るかも知れないので、焦らん事にした。ラ~リラ~ン。

趣味の絵を描くか描かないか

 ごちゃごちゃ言っても仕方ないので、今日はこのブログ記事を最後にする。現在、趣味の絵を描く暇も気力もない。無理して描いたら、酷い事になったし。デジタルの処理はなんとかなるかも知れんが、他の用などがあって、まとまった時間が取れんのだ。さて、どうしよう……。

 このブログも土日に時間があればと言うシフトにしたのは、今忙しいからだ。サブカルビジネスセンター(以下、サブカルBC)での仕事もあるし、休みは休みで用事をせんとならんし。そのためブログ書きも出来んし、せっかく絵やマンガの教本を買って読んだと言うのに、趣味の絵を描く時間や気力もない。五輪がどうなるかまだ分からないけど、カレンダーは22日から連休になるみたいなんで、それまでつっぱしり元太郎……もとい、突っ走ってやる事やるしかねえ。世間がどうあれ、まとまった休みが取れそうなのは22日からと考えるしか。それまではサブカルBCの仕事や、他のやるべき事に注力した方がいいな。

 と言うか、今オレは自分の楽しみとして絵が描けんのだ。いくら楽しみと思って描いても、辛くなって。繰り返すがサブカルBCで描いてるものは講師のOKで踏ん切りが付くものの、自分の絵はそこがなかなかつかず……。となると「オレはもっと上手く描けるはずだーっ!」と言うのを捨てんと、描けんかも知れんな。ウーム……。

無自覚な暴力にさらされていた不幸

 最近はSNSはじめ、ネット上で罵倒合戦が繰り広げられた反動か、絵描きの間で「相手に『あなたの絵柄は嫌いです』と言うのはやめよう」みたいな相互不干渉を勧める声が出て来たが……。オレにとって、それは1980年代後半に聞きたかった言葉だ。いえね、ファミ通だのログイン*1だのなんだので「アニメ絵」叩きを見せつけられても反論や抵抗が出来んかった悔しさが、前述の相互不干渉宣言で逆に思い起こされて。今、非常にげんなりしているから、かつての「アニメ絵」叩きの詳述はせんけど、ひとつ言うならログインによる東郷隆*2インタビューで、東郷が「日本のゲームをよくするためには、アニメ小僧を追放しなけりゃダメですね」と言った事があったとか。はじめて読んだ時「なんでそこまで言われにゃならんの……」と、肩を落としたのを思い出したよ。東郷についての脚注で触れた『病と妖怪』が出た時! しかし、今になって考えればファミ通だのログインだのの「アニメ絵」叩きは、暴力でしかなかった! 書き手に暴力と言う自覚があったのかは分からんから、題名に「無自覚な暴力」と書いたわけです。好きな絵をけなされるだけじゃなく、日本に横溢する無自覚な暴力……例えばお互いの自尊心を削るような言葉の応酬……も、オレを苦しめていた。この恨み、どこにぶつけてくれよう。と言うか、「お互いの自尊心を削るような言葉の応酬」への恨みつらみが、どう言うわけか小林よしのり『メンぱっちん』の一コマに向いている。下記記事でも触れた、主人公の父親が「おかえり、ぱかたりくーん!」と主人公に言うコマに。

a-katu.hatenablog.com

 あの台詞こそ、相手の自尊心を削るような言葉ではないか。世の中誰も彼も、似たような事やってるぜ。「アニメ絵」叩きもまた、「お互いの自尊心を削るような言葉の応酬」の一種だ。言われた読者は、言い返せなかったから応酬にはなってないか。それが絵描きの間だけでも、鎮まりつつあるのはいい事なのかも知れんが……。ツイッターで斎藤潤一朗とか言うバカが、いちいち偉そうに「アニメ絵」に文句をつけていたのを思い出した。世間はどこまでオレを怒らせるのか。嗚呼。マー、それでも「相手に『あなたの絵柄は嫌いです』と言うのはやめよう」と言う不文律が出来つつあるのは喜ばしい。……いままで自尊心を削られたオレの心の傷は、まだ癒えてねえがな。だからこんな駄文を書いたんだけど。『メンぱっちん』の主人公の父親にぶつけるだけぶつけても、まだおつりが来そうな怨念があるし。フィクションの登場人物に八つ当たりするんじゃなく、東郷隆みたいなやつにぶつけてやりたいところだが、下手すりゃこっちが犯罪者ですよ。誰か知恵を分けてくれんかな。

*1:パソコンゲーム誌の方な。

*2:最近『病と妖怪』と言う本で一躍時の人になったが、前述の本にはいろいろ問題があるらしい……。

共感疲労から、生きるのが辛い

 熱海の土石流動画が、ここにもそこにもあそこにも出て来て、正直辛い。2018年の西日本豪雨を思い出して、共感疲労になってね。西日本豪雨の時、地元呉では送水トンネルに土砂が入ってしばらく断水だったり、陸路が壊滅して広島市に行くにはフェリーが頼みの綱だったり、陸路がダメで物資もなかなか入らなかったりしたのまで思い出したよ。共感疲労については下記記事でも触れたけど、土石流動画で記憶が芋づる式によみがえって。

a-katu.hatenablog.com

 上記記事でも書いたけど、西日本豪雨の時はマンガを描いている事で精神の平衡を取っていたが、今は趣味のために絵やマンガを描くのが非常に難しい。とにかく、趣味の範囲で自分の絵に付き合うのが辛くて。あるいは、最近じりじり暑くなったせいで心身に不調をきたしたのか。そこに来て大惨事の動画を見ちゃあなあ……。そうでなくても、持病の統合失調症がこたえてるってのに。

 とは言え、土石流動画をこれ以上見ないようにする他に、現状で出来る対策もなし……。今日は用を済ませたら、しばらく黙っているしかねえ。とか書いていても苦しい、なんて重い共感疲労なんだ。用があるから、寝込む事も出来やしねえ。

最大の描けない原因は、嫉妬

 最近、描けない描けないと悩んでいたが、その最大の原因は、他の絵描きやマンガ家に対する嫉妬だったと思う。他人を意識しすぎたと言うか。「他人が何描こうが、オレはオレだー!」と、うそぶいていたが、やっぱり内心ではオレの至らなさとか他人の作品などはこたえていたんだろう……。「未知の物語」が怖いと何度もぼやいたが、何が怖かったのかと言うと、上手い作品を見るのが辛かったのもあったのかも知れん。くっそー、知れんが知れん知れん。

 オレは嫉妬心が薄いと言うか、いろんな競争から降りたつもりだったが、そんな事はなかったようで。マー、商業ベースで描いてない者も含めた場合、絵描きやマンガ家は馬に食わせるほどいるから、嫌でも競争に晒される事になるんだが。そんな中、嫉妬をするのも人情かも知れん。20年くらい前に商業ベースで絵やマンガを描くのはあきらめたつもりだが、最近オレが描いた作品を見せる機会が増えたからか、商業ベースで描くまでは行かなくても、もうちょっとなんとかしたいと欲が出てなあ。嫉妬や欲に縛られて描くのが辛いのはバカげているけど、それをどう止揚すればいいか分からん。こうして言語化したら、だいぶ内心のもやもやが晴れたはいいが……。

 てなわけで、描くのが辛い最大の原因は分かった。それからどうしようとは思うが、なんとかなるだろうとも。内心のもやもやが晴れたので、黙って描けるかも知れんし。だから下記記事を書いたんじゃねえかよ。

a-katu.hatenablog.com

「アンチ~。よい子だ、ねんねしな~」「アンチなんかに優しくするなよ!」

 こんな題名だが、ポプテピピックの話をするわけではない。オレへのアンチの話をね。

 しかしながら、オレがアンチに粘着される覚えが、まるでない。上記ツイートで挙げた『うまく描くの禁止』と言う本では、アンチ発言の傾向として愉快犯だけでなく「正当化」「嫉妬」も挙げていたけど、どちらも言われる覚えはない。一番有力なのは愉快犯の線だが、それでも解せない。オレがアンチに絡まれていたのは、2002年から2008年ぐらいまで。6年間粘着されていたとなると、これは怖いぞ。上記ツイートでも言ったけど、人に話しても引くくらいの執念だ。オレも執念深い性格だとは思ってたが、こう言う奴にはかなわん。真似したくない執念だがな。

 粘着される覚えがないにしても、されていた当時はかなりきつかった。相手の言いがかりに根拠がないにしても、アンチのコメントを消すのが面倒だったので。うっかりこっちが絡んだ事もあったし。当時アンチは反応すると喜ぶと言う事を知らず、つい。なんでこんな話をするのかと言うと、アンチや2ちゃんねるの有象無象にボロクソ言われたのが、今になってこたえてるからだ。あの頃がフラッシュバックすると、どうにも楽しく絵が描けん。おまけに、生きるのも辛くなる。むかしにも楽しかった事はあったはずなのに、最近思い出すのはこんな事が多い。アンチにしてやられたと言う事か?

苦しい、助けて

 熱海などの災害を見て、共感疲労を起こして辛い。心身ともに苦しい、助けて。と言っても、誰も助けちゃくれないだろうが。世の中、だいたい他人に無関心で、災害も事件も自分に降りかからねば娯楽にしちまう連中が多いからな。だからそれが腹立たしいんだっての! ここで怒っても仕方ないけど。

 ところで、何故共感疲労を起こしたのかと言うと、オレも2018年の西日本豪雨で苦労した身だからだ。あの時の事が脳裏によみがえるんだ、今の熱海などの災害を見たら。だから今、ツイッターもネットニュースも見られやしない。あの頃はマンガ描いて精神的な平衡を保とうとしたが、今同じ事は難しい。簡単に言うと他の絵描きやマンガ家に対する嫉妬が強くなって、自宅で筆が進まんからだ。その辺の感情は明日付けの予約投稿に書いたから詳述しないけど、今は何度も述べた共感疲労もあって、より辛い。嫉妬は嫉妬で災害は災害なんだが、精神的にこたえるものがふたつ同時に来たら、そりゃ。ただでさえ精神的に打たれ弱くなってるのに、これは……。

 今日はとりあえず休もう、今の状況に耐えられる自信がない! 薬も飲んだ事だし、ぐずぐずネットやるのも。

書いてて立ち直れそうに感じた

 こないだ、こんな連ツイをした。

 これを書いているうちに、絵やマンガを描くのがきつい気持ちが、だいぶ和(やわ)らいで来た。最近、描いてて自分の至らなさが見えて辛かったが、上述の通り「今描けるものを描くしかない」と居直るしかねえと思ったらね。さて、立ち直れそうな兆しは出て来た。あとは描く事だな。サブカルビジネスセンター(以下、サブカルBC)でもマンガを少し描いてるが、問題はあそこで描いてる時のコマ割り*1を離れてストーリーマンガが描けるかと言う事だ。だから上記ツイートに「コマの大きさで描く絵のバランス」が変わる時の苦衷を書いたんだけど、そうも言ってられない。オレの絵柄でシリアスぶっても仕方ないとギャグっぽい展開を描いて来たが、ギャグマンガこそ本当の地獄であった。サルまんでも「ギャグマンガは類型化出来るシロモノじゃない」みたく劇中の竹熊健太郎が言ったくらいだし、ギャグが描けなくなったギャグマンガ家は、たいてい狂う。いい例が小林よしのりだ。あと、サルまんの描き手のひとり相原コージも、今やうつ病で筆が執れないって言うじゃないか。なんでオレは、わざわざ茨の道を……。茨の道と言えば、絵やマンガを描く事自体がそうなんだけどね。それでも描きたいから描いていたのに、至らなさがどうの、絵のバランスがこうのと……。お手前、言い訳ばかりでござるか。

 ただ、外的に設定されない*2締め切りがあまりに弱いのは事実だ。人間、そんなに意志の強い生き物じゃない。それで空知英秋言うところの「漫画家は最初が一番キツイです」問題ですよ。その前に空知は「一人で原稿を仕上げる大変さ」「その圧倒的な作業量と時間」*3について言及しているが、これは実際に描いてみないと分からない。おまけに描いた原稿がボツになれば、地面を掘り返させたあと埋め戻させて、また掘り返させる拷問を受けたような徒労感を味わう事になるんだからな。オレは一人で原稿を仕上げる大変さに耐えきれず、圧倒的な作業量と時間を捻出する事も出来なくなり、商業ベースでマンガ描こうと言う気になれなくなった。「描く事」自体はあきらめきれず、ちょこちょこ描いていたらサブカルBCに巡りあえたけどな。ただ問題は、あそこでやる事が変化しただけでなく、今は「締め切り」に追われる仕事があるため、趣味で絵を描く暇がないと言うか。そのためこのブログも、更新を土日だけにしたし……しまった、「漫画家は最初が一番キツイです」問題はどこに行ったんだ。マー、ある程度言及はしたと思うが自信はないので、あらためて。前述のように「一人で原稿を仕上げる大変さ」「その圧倒的な作業量と時間」の重圧は「描かない人」の理解を超えているし、オレも耐えられなかった。それだけじゃなく、オレに限らず家族の無理解と戦わなきゃならん新人もいるんだろ? 言語化すると非常にシビアな世界だな。何が悲しゅうて、どいつもこいつもオレまでも、その世界を目指すのか。なんのかんの言って、目指す者は「描きたい」からでしょうねえ。これは極論だが、親にまきざっぽでどつかれながら「マンガ家になれーっ!」と言われて描いて、成功したマンガ家なんてオレは知らないし。

 あまりクダクダしく書いても仕方ないので、そろそろ話をまとめよう。とりあえず平日ブログ休んでるんだから、その間に絵の方をやり直すしかと言う事と、商業ベースで描く事を挫折してもマンガは描ける事を肝に銘じよう。ところで今回、引用ツイート以外では敬称略。

*1:それにしたって、最初に決めたのはオレ自身だ。

*2:要するに、自分で決めた。

*3:『描きたい!! を信じる 少年ジャンプがどうしても伝えたいマンガの描き方』92ページより引用。