走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

気を回しすぎかも知れん、いろいろと

a-katu.hatenablog.com

 上記記事で引用した松村上久郎氏の動画で「みんな、絵を描く前から計画を立てすぎでは」と言われていたけど、振り返ってオレはまさにそうかも。pixivに挙げる絵の題名ひとつにしても、こんな風に茶化されたら嫌だなみたく考えてしまうし。それは描いたあとの話ではあるが、題名にも書いたようにオレは気を回しすぎかも知れん。それは逆に言えば「こう言われたくない」「こんな風に思われたくない」と言うのが、あまりに先に立っているんじゃないかとも思うが。そんな自己防衛が働くのは、50年近く生きて来て、いろいろ酷い目に遭ったからなんだけども。そこを思い出すと、精神的に参ってブログ書きどころじゃないので先を急ごう。オレが「自宅で」絵を描くのが辛いのも、気を回す余裕*1があるからなんだろうな。サブカルビジネスセンター(以下、SBC)で描く時は決められた時間に進めねばならんから、気を回すどころじゃない事もあるからな。と、書いてて、下記記事冒頭に引用したツイートを思い出した。

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 上記記事で引用したツイートでは「締め切りがない状態でマンガを描きあげた者は、ほとんどいない」と言う事に触れていたが、明確な締め切りじゃなくても、SBCで描く時間が限られてるのはいい刺激だったみたいで。反面、絵やマンガを描くにはそこに至るまでのリソースを蓄える「入力」も必要だ。それが足りないと描けない事もある。物理法則の「出力は入力を超えられない」は、創作にも言えるのだ。ネタが出ないでのたうち回るマンガ家は、フィクションの絵空事ではない。と、書いてて「商業ベースの絵やマンガを描く人たちは、追い込まれまくってるんだな」と思った。浦沢直樹は「もう、今の読者が求めるクオリティで、週刊連載と言うのは不可能なんですよ。だけどみんな、無理して描いている」と言っていたし……。「今」この辺を掘り返すのもまた、気を回しすぎと言えるので別の機会にする事にして話をオレ自身に戻すけど、オレはマンガ家足りえなかったと長らく嘆いていた。しかしオレがマンガ家目指していた頃の商業ベースが崩壊してる*2今は、嘆いて暮らすのもまた違うと言うか。せっかくSBCでチャンスが見えて来た事だし……。書くだけ書いたら落ち着いて来た、また趣味の絵を描こう。

*1:と、便宜上言う。

*2:なぜそう思うかは詳述しない、前述の浦沢直樹の言葉や出版不況などいろいろあるので。