走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

「親と同じ生き方したくないんや!」と、突っ張ったが

 他者や世間への憎悪しかなかった親父みたいになりたくないとあがいていたが、どこまで実現出来ましたかねえ? いえね、オレも憎悪に囚われてないかとか、親父と別の生き方がどこまで出来たかとか、いろいろね。いや……、最大の違いは「こき使ったり、八つ当たり出来たりする身近な目下の者」がいない事か。だから親と同じ生き方したくないと思えたんだけど、繰り返すが実現出来たかどうかは。商業ベースでマンガ描けんかったし……、結局それかい。DQN極まる親父と対極の生き方として、マンガ家の世界を選んだものの、50の声を聞く最近まで、そっちで芽が出んかったのが。だからと言って、今さら後悔は出来ない。

 ところで前の段落で「こき使ったり、八つ当たり出来たりする身近な目下の者」がいないのを、親父との最大の違いと書いた。いなくてよかったんですよ、いたら間違いなく虐待の連鎖やんけ。と、書いていたら親父への恨みつらみが強くなって「死ぬんなら、勝手に死ね!」と言われた1988年頃に、親父を殺して死ねばよかったとまで! 何がそこまで、今さら親父を恨むのか……。マー、ああまで言われたり、ギャンブルに負けた時八つ当たりされ続ければ……。いかんいかん、親父とは違った意味で憎悪にまみれつつある。そう言うのが嫌で、マンガ描いてたんやないかい。なんでこうなるかなあ? トホホ。