走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

アンチ活動は、不毛だ……

 特定の作品・作家へのアンチ活動って、ホント不毛だ。半世紀生きて、やっと気付いた……。トホホ。いえね、2006年頃だったか、2ちゃんねるに「萌え絵描きとそのファンは、死んだ方がいい」とか言うスレを立てた愚か者がいて、スレの初天辺(しょてっぺん)でいとうのいぢさんをdisってたのよ……。オレはしばらくその愚か者に腹を立て、思い出す度にげんなりしていた。しかし、今やのいぢさんは押しも押されぬ大物イラストレーターになり、最近では加古川*1と原宿で展覧会を開いた。対して件の愚か者はどうだい? 何か画業で成功したとか聞かない。愚か者は余程自分の絵に自信のある人物かと思いきや、ただの「萌え絵」に対するチンケなアンチだったのね。そんな奴に怯えて、当時絵筆が進まなくなったオレもオレだが……。いや、オレの場合は絵を描く事への無理解に囲い込まれていた時期があったせいで、心に傷を負っていたんだし。そうは言っても「自分の好きなもののアンチ」が、オレを酷い目に遭わせる事への恐怖が行き過ぎて、人間関係をぐちゃぐちゃにしたのも何度か。もっと早く「特定の作品・作家へのアンチ活動って、ホント不毛だ」と気付いていれば、そこまで酷い事にもならんかったに違いない。残念さーん!

 しかしオレも創作やってなかったら、不毛なアンチ活動に陥り、今ごろ荒木飛呂彦言うところの「人生が抜き差しならない状態」になっていたのは必至。そうでなくても、ファミ通へのアンチ発言でひんしゅく買いまくりだったし。そこら辺は、下記記事を書いた時点で、だいぶ落としどころを得るに至ったが。余談だけど、下記記事を書いたあとコロナに罹患し、いろいろ予定や見込みが狂った。

a-katu.hatenablog.com

 だが、今やスマホSNSによって、アンチ活動をする連中がネットのエコーチェンバーに集い、ソルジャーレギオンくらい恐ろしい群れに変貌する事も増えたのは事実なのよね。そっちの対策は、今のオレには分からん。分からんけど、一応備忘録として書いとく。スマホSNSで「理論上、四六時中ネットに繋げられる」者が増え、いろいろややこしくなってるところにヒントはありそうだが、ネットの時間制限もネット免許制も愚策だとは思う……。これ以上はよう言わんし、なんかむかしの辛いバイト先などの光景がフラッシュバックして来た。これは最初の段落で触れた、オレの心の傷がうずいているのかも知れない。うーむ。

*1:のいぢさんの故郷。