走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

オレはずいぶん長い事、悪夢を見ていたのかも知れない……

 今朝、かつてマイコンBASICマガジン(以下、ベーマガ)の討論コーナー「ホンキでPLAY! ホンネでREVIEW!」で、読者からの「アニメ絵」disが載り、ベーマガ編集部(あるいはベントスタッフか)側の返事として「アニメアニメした絵のゲームが、海外で通用するのだろうか?」とあったのを思い出した。あと、ゲーム誌の方のログインに「アニメ絵を見て育った子供は、将来どんな絵を描くのだろうか?」と、嘆息気味に書いていたのも……。一瞬げんなりはしたが近年の「アニメ絵」系の日本マンガの北米での売れ行きの伸びや、pixivでの海外のROM専ユーザーの多さ*1や、去年オレの絵がコメダ珈琲店で隣席した外国人から褒められた事などを考えると、げんなりするまでもなかったな。むしろ「通用しているやんけ~! 海外で日本の『アニメ絵』が~!」と、キレたポプ子の顔真似をしながら叫びたいくらいだ。アニメ・マンガ・ゲームは、それぞれ隣接しているジャンルだと考えているからな、オレは。ログインの記事の「アニメ絵を見て育った子供は、将来どんな絵を描くのだろうか?」って問いかけにも、今のオレなら「氷厘亭氷泉さんが『列伝体 妖怪学前史』の表紙に描いたような絵を描くんだろうよ」と、言い返せるし。

 どうやらオレは、過去の辛い思い出に縛られ、長々悪夢を見ていたのかも知れない。しかし、それも終わったようだ。あー、助かった。オレが長い事「アニメ絵」disに怯えていたのは、オレの趣味嗜好への家族の無理解などで、いい判断材料を過小評価し続けてしまったせいだろう。それは前述のように悪夢でしかなかったのだが……。こうまで気が楽になったのは、最近ツイッターに放流した絵の評判が、思いのほかいいのもあるかも知れない。恐怖で萎縮していたのがバカバカしいけど、それだけ苦しい人生だったと言うしかない。

*1:言い切ってしまうが、お目当ては「アニメ絵」のエロ絵だろう。