上記記事における負次郎氏のコメントから、ツイッター検索をして「すくすく。」と言う方の発言を調べたけど、少し調べただけなのに題名のように歌いたくなって来た……。ツイッターが過去ログを追うのに、こうも面倒なツールだったとは。いえね、先週の水曜くらいから昨日まで、ツイッターまるで見てなかったの。それもあるし、オレが調べた事についての「すくすく。」氏の物言いも引っかかるものがあって、言及はしづらい……。だけど、ある程度要約して話す。
まず、中谷基志氏が「ゲーム依存」批判の文脈で「若者がゲームやる前は、シンナー吸ってたんですよ」とツイッターで言った事に対し「すくすく。」*1氏がめっちゃ反発。「不良の溜まり場」としてのゲーセン*2についていろいろ言及していた。その流れで、負次郎氏が「すくすく。」氏と他の方のやり取りの中に「硬派ゲーマー」による「アニメ絵」叩きへの言及もありましたよと言っていた箇所も、少し確認した。確かに「すくすく。」氏がゲーセンについて言ってる事は、一面の歴史的事実でありましょう。だが、それだけだとオレが「広島市の」ゲーセンに通い出してから得られた、人間関係上の幸運は説明出来んのだ……。これは店や地域および時期によるゲーセンの客質のばらつきもあるだろうから、一概に言えないけど。オレが広島市のゲーセンに通うようになった時期も「すくすく。」氏のカツアゲ経験の頃と、微妙にズレてるしなあ。言い忘れたが、今回「すくすく。」氏などのツイートの引用はしない。言及とのタイミングが合わなかったので、彼のツイート追っていて混乱したのよ……。
ところで、前述の「硬派ゲーマーによるアニメ絵*3叩き」だけど、そう言うのはゲーム誌でよく目にした。いちいち列挙していたらキリがないし、オレの神経がもたんけど、今回はファミ通以外でいくつか。ゲーメストの読者欄「ゲーメストアイランド」を創刊号から１９９２年の２月あたりまでの分をほぼ原文のまま（！）まとめて出した『ゲーメストアイランド黙示録』と言うムックにおいて、当時の読者欄の担当が「イラストばかり載せてると、アニメファンノリになっちゃうし……」とか「ゲーマー（少なくともアーケードゲーマー）は、かわいー女のアニメ絵見て単にへらへらするだけの人種ではない」とか言いおった。これ書くために調べ直して、後者にあらためてげんなりした……。この担当者、現在も名前を替えツイッターでゲーメストの編集長だった石井ぜんじ氏と連絡してるみたいだから、名前は出さんでおこう……。また、ベーマガことマイコンBASICマガジンで『メルヘンメイズ』に搦めて「ゲームの中の女性キャラ」についてのコラムが載っていたが「アニメファンと一緒にされたくない」とか言ったり、悪い意味で「硬派」なものだった。そのライター、今もゲーム業界にいるみたいなんで、これまた名前を出しにくい……。「犬笛を吹く」ような真似は出来んのよ、今の心情的に。とは言え、ゲーメストアイランド黙示録の記述には（前にも言ったかも知れんが）「ゲーマーは、ゲーム以外の事に興味を持っちゃいかんのか？」と言いたくはなるな。当時言えればよかった気はするが、それはそれで過去のオレに余計な重荷を背負わせるだけだ。だいたい、ゲーメストのイラスト投稿者からは、のちに有名なマンガ家やイラストレーターが多く輩出されたし……。
ここからは、オレの自分語りになる。オレは広島市のゲーセンを介し、いろいろな人に出会った。その中で「絵を描く人」にも多く出会ったものの、そのあと通い出した呉市のゲーセンでは、それはなかった。と言うか「描く人」を歓迎してなかったのかも知れない……。記事の最初に貼り付けた記事に書いた「オレが発狂していた時期」でもあったため、オレだけが歓迎されなかった可能性もあるが、それを言うと悲しすぎるので。とは言え、ゲーメストと店ごとの交流ノート*4が表していた、ゲーマーと「描く人」を繋ぐものによって、オレは救われたのだが。もし、これが悪い形でのゲーセン体験に繋がっていたら、オレはどう言う事になっていたか分からない。つるかめ、つるかめ。オレが追いきれなかったのもあるのかも知れんが、どうもツイッターでの「すくすく。」氏の言葉には前述の「ゲーマーと『描く人』を繋ぐもの」の存在が感じられなかった。確かに、ゲーセンにはヤンキーはじめヤニ臭い連中の跋扈もあったけど、のちにはオレが間違いなく救われたものもあったのにな……。「記録」はある程度残るけど「記憶」は消えてしまう。かすかな「記録」から、これまたかすかな「記憶」を呼び覚ます作業も要るのかも知れない。「すくすく。」氏がそうしたように。
この話、書き洩らしもある気はするが、それに言及するのは別の機会にしよう……。今しんどくて、この記事にこれ以上書くのは。
