走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

戦艦伊勢とダイアトレイン

 こないだ呉の入船山記念館の特別展示『乗組員が見た「伊勢」・「日向」』を見たら、呉港で戦艦としての役目を終えた*1伊勢は、終戦後に空襲で家を失くした人などが結構住み着いた時期があったと言う話が昭和22年のアサヒグラフなどを交えて紹介されていた。んで、思い出したのが成井紀郎による『ダイアクロン』のコミカライズにおいて、新兵器「ダイアトレイン」に、家を失った主人公の家族*2などが住み着いた話。成井は伊勢のエピソード知っていたからネタにしたのか、はたまた偶然の一致か。

 『乗組員が見た「伊勢」・「日向」』では伊勢の艦内新聞に使われた1コママンガが展示されており、それを見てつくづく思った。「日本人、ホントにマンガ好きな。読むのも、描くのもな」と……。草莽のマンガ描きがこうまで多い国って、日本くらいのもんだと思うぞ、オレは。その辺をサブカルビジネスセンターのスタッフに言ったら「海外のアートと一体化したようなマンガと違って、日本ではしりあがり寿さん*3でも、マンガとして成立するから」と言われた。確かに、描く事に参加するためのハードルは低いな。だから前述の『ダイアクロン』のコミカライズに、いしいひさいちのタブチが主人公の母親役で出たりしたのかも知れない……。よし、繋がった!

*1:いろいろあって、兵器として使えなくなった。

*2:しかし、母親の姿はいしいひさいちのタブチのパクり……。

*3:のような絵。