走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

克森淳のワンダバ一週間

 一週間ブログを休んでいた間に世の中やオレに何が起きたかをパソコンのメモ帳に綴っていたので、ここに公表する。一日分をひとつの段落として書いたので、少々読みにくいかも知れない。

 3月31日。いやな予感はしていたが、まさか『魔進戦隊キラメイジャー』の役者……それもレッドの変身前がコロナウイルスに感染するとは! 頭を抱えるしかない。なぜいやな予感がしたのかって? そりゃ役者やスタッフが集まって撮影する特撮もの……と言うかドラマは、ウイルス感染のリスクも高まろうと言うもの。ハリウッドなどだって、撮影中止が相次いだと言うのに。と、書いていたら『いだてん』の脚本家、宮藤官九郎まで感染していた! オレ的に罹って欲しくない人ばかり……。嗚呼。

 4月1日。NHKが、大河と朝ドラの収録を休止。オレは金もなければ命も惜しいので、溜まっていた線画の一部を取り込み、CG描きをしている。あと、ツイッターから離れているので、しょうことなしにYahoo!ニュースを見てるが、高須克弥のしたり顔を見た瞬間、死にたくなった。待て、なんでオレがあのクソジジイのために死なねばならんのよっ! このあと、高須に対しさらなる呪詛を吐いたのだが、それは酷すぎると思い削除。

 4月2日。なけなしの金で二食分の食料を買い、引きこもる。近所の桜はいい感じに咲いて来たのに、世界はまだ暗い。首相官邸のサイトに、現段階でのコロナウイルス関係の支援策等をまとめたページがあったのを、スマホ政府広報の広告から見た。こう言うのを、もっと早く作っておいてくれれば……。そう思いつつCG描きは続く。ところで、「コロナに負けるな!」とスローガンを立てる事と、「この状況に、オレは負けんぞ!」と自分が思う事では釣り鐘と提灯くらい違いがあるような。そこがぐちゃぐちゃになってる現状は非常にあやういと思う。しかしなー、ツイッターから離れて3日しか経ってないのに、あそこにいないと誰も相手にしてくれない事を痛感。金がないのでサブカルビジネスセンターにも明日まで行けんので、孤立のフエガムを吹くしかねえ。

 4月3日。政府が1世帯あたり2枚、布マスクを配布するのしないのと言ってるのを聞く。金と手間がかかる割に、なんともみみっちい支援策だ。ところで、この日サブカルビジネスセンターの講師とオタク雑談していて思ったのだが、オレの生きづらさや苦しさは、いろいろあってオタク趣味を隠しながら生きていたからでは。「人を見て法を説け」と言うから、どこでもオタク趣味を赤裸々にする事は出来んだろうが、これまでの人生における有形無形の圧力などで趣味に対し自虐的になっていたのは否定出来ん。人から「オタクの国の愛国烈士すぎる」と言われた事もあったが、今までのそう言う態度も、趣味を肯定しきれない故の虚勢だったのかも。金が入ったものの支払いや交通費の捻出で半分近く溶けたのと、命が惜しいのとでサブカルビジネスセンターから直帰。それから夕飯を済ませてパソコンのradikoABCラジオ*1の『浦川泰幸の金曜はウラから失礼』を聴いていたら、アマビエに関係して京都の妖怪として「くだん」を紹介したあと、和歌山の妖怪として「桂男(かつらおとこ)」を紹介していた。伊勢物語に「桂男のような」と言う美男(びなん)の形容詞がある事から「イケメン妖怪」と紹介されていたけど、どうなんかな。また、柳田國男の言う「ヌリカベ」とブリガム・ヤング大学にある巻き物の「ぬりかべ」みたいに、混同されてるんじゃあるまいねー。この日、福山や呉で地震があったらしいが、広島市にいたので気づかず。午後9時頃、ツイッターに友人からDM。30年来の付き合いの相手なので、しょうことなしにツイッターを見る。タイムラインは見なかったが……。

 4月4日。昨日、サブカルビジネスセンターで雑談してた利用者が「小池(百合子)さんの方が、安倍さんより真摯に会見してる。安倍さんのは聞いててイラっとした」と言ってたのを思い出したので書いとく。言いたくなる気持ちは分かる、3月28日の会見でこの期に及んで五輪延期でえへんぷいされてもと、オレも思ったし。もうひとつ、昨日のサブカルビジネスセンターでの講師との雑談から。SDCSのガオガイガーを組んでスマホに撮影したのを見せて「ガオガイガーは、それまでの勇者シリーズのデザインの系譜と言うより、マジンガー系のデザインの系譜にあるのでは」とか言ってたら「そうやって、少しずつ趣味が楽しめるようになってるのは良い事です」と。これが昨日分の「生きづらさや苦しさは、いろいろあってオタク趣味を隠しながら生きていたからでは」と言うのに繋がって来るわけです。あるいは、ツイッターから離れて、ごちゃごちゃした話から解放され、やっと自分らしく生きられるようになったのかも知れない……。とは言え、連絡ツールなど利用法はあるので、完全に切る事はまだ出来んが。ところで、政権*2コロナウイルス対策の給付金について話を二転三転させているが、彼ら彼女らに中島らもの『微笑家族』みたく「払う気ないな、さては……」とツッコミを入れていいか? みんなが分かるたとえをやればいいのかも知れんけど「払う気ないな、さては……」と言う台詞が、あまりに簡潔にこの状況を説明しうるものだったので、つい。昨日友人に頼まれた用をこなしたあと、積ん読になっていた『ねずみ男大全』(以下、同書)を読む。表紙の監修クレジットに、岩佐陽一の名前を見つけて脱力した*3が、内容はおもろかった。同書で、6期鬼太郎のテーマに「多様性の肯定」があったと知る。これを6期ラスト3部作を見る前に知っていれば見方は変わったろうが、その辺は別の記事に書く事にした。同書に水木しげるのインタビュー抄録があり、そこに「日本人と言うのは、理性的と言うより、感情的な民族と違いますか。興奮して騒ぐ。善良だけど、あくせくし、あわてる。でも無駄なエネルギーだった、と戦争に負けてから知った。そして平和になった」と言うくだりが書いていたが、此度のコロナウイルスによる狂騒こそ、まさに「興奮して騒ぎ」「あくせくし、あわてる」様ではなかろうか。慧眼としか言えない。同書には書いてなかったが、『ねずみ男の冒険』などに収録されている短編作品では、ねずみ男と少年のやり取りが多いけど、この少年は顔の作りはほぼ鬼太郎に近い。水木も、ねずみ男の相方に鬼太郎がふさわしいと考えていたのかな。明日は『ねこ娘大全』を読もう。しかしこの日記、書く事が日増しに増えて行くなあ。サブカルビジネスセンターに行けば、それなりに書く事は出来るのと、ウイルスのせいで逼塞せざるを得ない上にツイッターのタイムラインに浮上してないため書きたい事が溜まるのもある。だからこうして日記書いたんじゃないか! 他にもいろいろ書き物していたら、気が滅入って来た……。無理してでも、絵を描いていた方が良かったか。これを書いている時点で、不安が強くなり絵どころじゃなくて、寝ては起き寝ては起きしてるけども……。そんな中『アニソン・アカデミー』で『さすらいの太陽』の主題歌を聴いていたら、逆境に耐える気概が。

 4月5日。やっぱりオレは菊……じゃなくて、人付き合いが少なすぎる。3日にツイッターに連絡が入ったり、LINEでやり取りする相手がいたりするけど、家に逼塞してると孤立のフエガムが「ピュー」と鳴る……。ハヤ金がないのとコロナウイルスが怖いのとで、出歩く事も出来んし。どっちみちウイルスのせいで、行き場も限定されてるけどにゃー。ところでツイッターのタイムライン見てないと、確かに話しかけられてる錯覚は得られないが、つまらん話題に振り回されないのはありがたい。こう言う風に思えるようになったのはサブカルビジネスセンターに通うようになって、いろいろ状況などが変化したからだろう。あそこに通わなければCLIP STUDIO PAINTを自宅で使うようにはなってなかったろうし、セルフネグレクトもよくなってなかったろうし。それがコロナウイルスのせいで、いろいろなあ……。あと、どうしても政府の支援策の中でも、ちぐはぐだったり間が悪かったりするものが目につき、脱力してしまうのは。「お肉券」「お魚券」は流石に頓挫したが、昨日分の日記に書いたように給付金については二転三転している。これも間が悪い支援策と言えなくもないが、今日明日はもう余程の事がない限り言及したくない。いくら言っても同じ事だ、だいたいこれが公表される頃、どうなっているかまだ分からんし。自宅で逼塞中に『ねこ娘大全』を読む。底本となった電子書籍は、こちらが『ねずみ男大全』に先んじて出た*4ので、こちらを先に読まんと『ねずみ男大全』の記述の一部がぼやけてしまったところがあった。6期鬼太郎のテーマ「多様性の肯定」とかな。『ねこ娘大全』には6期鬼太郎キャラクターデザインの清水空翔(しみず・そらと)氏のインタビューが載っており、それによると氏は霊感持ちで、そっちの人脈を通じて封印のお札を書いてもらい劇中で使ったとか。ウーム、である。いえね、オレが人生で出会った自称霊感持ちは、嘘つきだったり嘘かホントかわからん事を言ったりする手合いが多かったので、霊感と言う言葉を聞くと身構えてしもうて。それにしても、だ。自宅で逼塞してると、する事がない! 金がなくて腹を空かしているから、片付けみたいな肉体労働も出来んし。ちくしょう。絵を描けばいいのかも知れんが、今その気になれない。急にやる気がなあ。

 4月6日。安倍晋三が緊急事態宣言を出すと言い出した、間が悪いんだよ! 午後から広島県知事による緊急メッセージ配信を、サブカルビジネスセンターで見る。質疑応答を見る限り緊急事態宣言にどう対応するか、県知事も決めかねている様子。だから間が悪いと……。pixivのピクシブ百科事典が、Amazon Alexa向けにデータ提供をしだしたと知り「いやー!」と『かいしゃいんのメロディー』の左右のごとく叫びたくなった。「いい命令も、悪い命令も、コンピュータには区別する事が出来ない」と言う言葉の悪い面が、また実現しそうで。今、タグがあるか知らんが、「インパール戦争」なんて「ネトウヨ」の妄言をAmazon Alexaに覚えさせられちゃ困るんだよ! pixivでは絵を挙げる事に集中したいから、動きもすごきもしなかったオレにだって責任の一端はあろうが……。あと、今日になって知ったが『サザエさん』のアフレコが無期限休止と言う噂が。加藤みどりさん、お年を召してらっしゃるからなあ。それから、今日になって胸糞の悪いツイッタラーの事を思い出しイライラして来た。名前を挙げる事はしないが、ミュートやブロックした手合いにイラつくなんてねえ。明日からオレ的にツイッター解禁だから、それで思いだしたのかも知れん。「見てない間に嫌いなツイッタラーに有利な状況になって、オレが後ろからバッサリやられたらどうしよう?」と言う不安はあったが、一週間程度ではそうはならなかった。でもアライグマちゃん、これが一か月だったら? 一年だったら? もっと長いスパンだったら? それには「ツイッターで味方を増やし、対抗するしかない」と思っていたが、いっこうに増えなかった! どうしたもんだろう、あきませんな。その辺も、後日別の記事で書くつもりだ。あ、なぜ「アライグマちゃん」なのかは聞くな。もうひとつ、昨日も触れた「オレ自身の人付き合いの少なさ」だが、サブカルビジネスセンターに通っていてもこれだ、どんだけ人付き合いをしたがらなかったんだよオレはと言う考えになって来ている。人間関係で酷い目見続けて、心を閉ざすしかなかった時期もあったとは言え……。これも日記の一部として書くには冗長になりそうなんで、機会をあらためてブログに書く。最後に一言。状況が見えないあまりに、今日はずいぶん愚痴っぽくなってしまった。

 以上が、一週間あった事をおおざっぱにまとめたものだ。ブログの編集画面によると、だいたい5千文字超。書きも書いたり。

*1:現在我がパソコンのradikoでは、大阪の番組が入る。

*2:と言うか自民党

*3:映画秘宝の姉妹誌『まんが秘宝』で、水木しげるを「シーゲル水木」と言い換えてた人物だぞ!

*4:オレが持ってるムック版は、同時発売。