走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

オレの時代の到来か

 最近、絵を描く事についてはいい環境になっているので、つい題名に大きな事を。マー、望みと言うものは、それより小さな形で叶うものなんで、大きい方がいいんだけど。それもあまりいい考え方とは言えんが、経験則で言ってるだけだよ。それより、絵を描く環境の改善についてを。これはオレひとりがどうしたと言う事でもなく、状況が大きく好転したのかも知れない。出版社を通さないと(マンガ系の)絵がほぼ銭にならない過去と違って、様々な絵の収益化・発表の方法が生まれた現在が、オレにも恩恵をもたらしたと言うか。たとえば、むかしながらの紙の同人誌を作るより、ネットで絵やマンガを発表した方が楽っちゃあ楽だもんな。ネットで絵を発表するにしても、SNSが大きく拡散してくれる時代だし……。

 一方で、そのいいところが脅かされてる部分もある。様々な表現規制の波や、インボイス制度とかな。ああ、恐ろしい~♪ ……歌ってる場合か。これらにしても、今のところオレには「まだおぎで(起きて)ねっごど、すんぱい(心配)すっでね」と言うしかないが、気は重い。手間賃程度だが、絵やマンガで銭を貰っては後者が特に気になるぞ。「インボイス制度って、なによ」と言われたら、自民党が来年10月以降に制定しようとしている、年収1000万円以下の自営業者などからも消費税を納めるようにさせる制度だ。この先もオレの絵で銭が発生する可能性は俄然高くなった以上、無縁でもない……。くそっ。インボイス制度について考えると気が滅入る一方なので、話を戻そう。前述のように(マンガ系の)絵を描く者にとって、今は悪い時代じゃない。その恩恵をオレも受けてるんだが、そこまで長かった……。これは絵を描く事をあきらめなかったからどうにかなったのであって、クソ親父に負けて見切りを付けていた日には、オレはどう言う事になっていたか分からない。よかった私、親父に負けなくて! 題名がずいぶん大口なのも、その嬉しさもあるんだ。と言うか、親父が生前オレに言ってた事って、ホントろくなものがない。「モラルなんか守っても仕方ない」「ずるがしこくなれ」「女騙せ」などと……。今は親父に勝ったと言えるけど、長い事辛かったで~。ちくしょう。オレが「マンガ家になりたい」と思ったのも、親父と同じ生き方したくないと言う意地もあったしなあ。このままでは、話が親父への恨みつらみで終わってしまうので、そろそろ段落を変えよう。

 この記事、pixivの有償リクエストのための絵がひと段落したので、そこから「絵を描く環境」の改善を喜ぶために書いたはずだったが、インボイス制度や親父の生前の圧力と言った嫌な話まで書いてしもうた……。なんて性格だ、オレは。そこをなんとかしないと、いい事はどんどん逃げて行く気がする。そう思える程度には、未来を信じられるようになった。