ギランダーは確か、ミラーマンの敵怪獣のはず。だからなんで、そんな言葉が頭をよぎるんだ。念のため調べたら、確かにミラーマンの怪獣だったが、オレは別の怪獣と混同していたし。ミラーマンと言えば円谷プロだが、最近タイでの著作権を巡る係争に進展がありましたね。この話、いろいろややこしいため口にするのがためらわれたが、一段落はついたと見ていいのかしら。日タイ合作の『ウルトラ6兄弟vs怪獣軍団』に出てきた、ハヌマーン関係の記述のあるウルトラマン文献いくつか持ってるんだけど、それまでは「今は公に出来ない話」の史料としての価値があったが、これからは別の価値が出て来そうだな。
ところで、円谷英二は『キングコング対ゴジラ』制作中に、アメリカ*1側とのやり取りが上手く行かず「これからはむかしながらの活動屋じゃ、ダメだ」と痛感したと言う。円谷プロとタイ側との係争は円谷英二の死後の出来事だが、前述の言葉が活かしきれてなかったから起きた事なのかも。ただねえ……。YouTubeで日豪合作の『ウルトラマンG(グレート)』の1話の公式配信を見たり、90年代に北米だかである日本のゲームを出す時「悪魔を出すな」だかで二本以上の角を持つ怪物の角が全部消されたりしたってのを聞いたりして、海外市場を意識しすぎ、肝心なものを台無しにするのもなんだと思ってたりもするのよ。あらためてウルトラマンGの1話見ていて思ったのは、オーストラリアの規制みたいなものの存在をね。近年の「萌え絵」への取り締まりを聞いて、いくら風光明媚でも行きたくない国だと思っているから、偏見が出たのかも知れんけど。とは言えニュージェレネーションヒーローと呼ばれる世代のウルトラマン作品の方が、バトルに迫力がある気はしたし……。ギランダーと言う言葉から連想して、いらん事を言ってしまった……。