走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

うおー、うおー、うおー、レッドマーン

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 上図は、レッドマンが苦手なオリキャラ「乗鞍たづな」が、同じくオリキャラの「ビクトリーガイ」を見てレッドマンと間違えうろたえる図だ。てなわけで、レッドマンについて少し。

 レッドマンはもともと、『おはよう!こどもショー』の1コーナーで、放映当時は「怪獣おじさん」の解説もあって、当時としては普通に受け止められていた。しかし1996年、レーザーディスクが発売された折はなんの解説もなくレッドマンと怪獣の戦いがはじまる形となり、それが視聴者には異様な世界に映る事となった! これがレッドマンの、「赤い通り魔」の異名に繋がる。繰り返すが、かつてオレの知り合いの嫁はんが、レッドマンの名前を聞いた途端「レッドマンの話は、私の前でしないで! まだミラーファイトの方が……」と、マジで震えていたくらいだし。気持ちは分かる。

 しかしながら、これくらい恐れられるキャラを、いっぺん描いてみたいとも思う私。そうでもしなけりゃ、残酷な人間社会でやってられぬ! と、言うのはちと大げさすぎるが、人をあそこまで震撼させうるものは、創作者として作ってみたくなるもの。と、書いてて、「何のために作りたいのか」と自問したら、ロクな考えが浮かばんかった。「お前は、人を支配する道具として、創作を使いたいのか!」と言う自分への怒りまで湧いて来た。なんでこうなるんだ……。世の中、レッドマンに惨殺された方がいい奴はいるが、それを言ってももうどうにもならないし。と言うか、レッドマンのヒットを受けて、制作を東宝企画に移して続けられたミニコーナーの最終作『行け!牛若小太郎』の小太郎か、ウルトラマンコスモスくらい優しいヒーローでも描いた方が、世の中の荒廃を食い止めるのにいいかも知れん。いや、ヤハリ何をやろうと自己満足でしかないかもな。と言うか、世の中に希望が持てん! さっさと死んだ方がいいのかも知れない……って、それこそレッドマンに惨殺された方がいいような連中の思う壺か。