オレの中2の終わり頃から中3のはじめ頃に家庭が荒れてきて「こんな事が続くなら、いくら進学出来ても中学卒業してすぐ就職しても同じ事だ、もう知らん!」とやけになってしまい、勉強にもなんにも身が入らなくなってしまった。思えばこれが、のちのちまで続く人生の選択ミスの最初のフラグだったのかも知れない。すまん、「の」が多くて。やけになっても、学校の同級生のようにグレたりはしなかったものの、進路も何も決める事を放棄したのは痛かった。と言うか、うちではほぼ発言権なかったもんな。どっちにしても、やけになった事により、見えないところで痛手は負ってたんだが。
チクショー、人間やけになっちゃいけねえなあ……。人生が抜き差しならない事になっちまう、それに気づいていれば……って、持ってる情報も話せる相手も少なく、家庭以外にほぼ居場所がなかった少年に、多くを求めちゃいかんな。あの頃には言いたい事が山ほどあるが、今さら言ってもせんない。こうして、誰かの他山の石になるかも知れないと、書いておくのみよ。
……いかん、言ってもせんないと思って黙っていようとしている自分と、誰かにあの頃の苦悩を聞いてもらいたい自分とが、内面で葛藤している。しかしいくら暗い過去を書いても過去は書きかわらないし、ましてや明るい未来がひらけるでもなし。こんな話ばかり書いても、閲覧者は引くばかりだ! さりとて、明るい話題は何もなし。いや、このところいい話が何にも。惟任さんが生きていたら、「何もないなら、作れ! お前、同人作家だろうが?」と煽って来たかも知れんが、今のオレは同人作家ですら。webで絵を発表するペースも落ちてるし、何より絵やマンガを描くのが辛い時期が長かった。今は言語化出来んけど少し心境は変化しているものの、「同人作家でござい」と言うツラをしていいものかどうか。
それにしても、だ。ネットがある現代と、オレが中学生だった昭和末期をいっしょには出来んが、前述のとおり当時のオレには情報が少なすぎた。学校から帰ったら、ほぼうちに閉じこもっていたし、友人なんて言ういいもんはなし。オレはなんてさみしい中学時代を送っていたんだ、トホホ。もし当時、オレと趣味を共有出来る同級生あるいは同学年の者がいれば、もう少し社会を広く見る事が出来ていたかも知れん。……って、また暗い過去をぐずぐずと。マー、これでも書く事セーブした方だよ? 何度も書いてる話は、出来るだけはしょったし。しかしなー、オレを取り巻く環境が悪すぎたのだろうが、中学時代はなんでああまで孤立せにゃならんかったのか? 要因はいろいろ考えられるが、どれも決め手になりそうにない。強いて言うなら、「人生の経験値・経験則」が足りなさすぎたような。あるいは、両親ともどもおかしな事ばかりオレに植えつけて来たせいか……。いくら言っても、人生がよくなりゃしない。この辺にしとくか。