17日の『ゲゲゲの鬼太郎』のショッキングな展開に打ちのめされ、この先の展開の先取りはないかとテレビマガジン4月号を購入したはいいが、ご覧の有り様です。汚部屋は気にしないでくれ。
冷静になって考えてみたら、4月号の発売は今月はじめ。17日に放送開始した『騎士竜戦隊リュウソウジャー』のネタバレすら少なかったのに、載っているはずはなかった……。「お手前いくつでござるか」とのお叱りは受けよう、甘んじて。
仕方がない、「名無し」の作画資料を購入したと思えば……。あと、トランスフォーマーのバンブルビーの付録と。バンブルビーは上手く写真を撮ってツイッターにアップすれば、デカいバンブルビーが抽選で当たるみたいだ。やってみようかしら?
ツイッターと言えば、今期鬼太郎ではツイッターらしきメディアがネガティブな場として描かれているし、17日の主な展開はネットが何かの存在を社会的に殺す過程と言えなくもなかった。時代を反映しているなあ。それにしても、今や国民的ヒーローとなった鬼太郎と言う事で、これまで「食人」とか「狂う」とか平気でサブタイトルや劇中の言葉に使っているのが。馴染みのキャラは強いぜ。
しかしなー、このまま行くとねこ娘と犬山まなが3月いっぱいで退場し、4月からの「地獄の四将」編は石動零とか言う少年と鬼太郎の縁が軸になりそうだ。いい男祭りになるのかよ。だからいろいろ引っかかってなあ。いりや~、とわ~、しんから、もちやら~……って、これは鬼太郎の霊力を封印する呪文だ! しかもうろ覚え。
ところで、17日の鬼太郎の展開なんだけど、ここまであまりに「名無し」にとって都合のいい段取りじゃないか。オメガトークとやらが、『テクテクテクテク』みたいな憂き目に遭ったら、「名無し」は手詰まりではないか! 今期の砂かけばばあがデジタル機器にも強いと設定されていながら今までその設定が全然生きてなかったので、オメガトークについて独自に調べるとかやったってよかったやないか! ねこ娘もあまりに短慮だったし、鬼太郎は何もしなかったし……。いろいろ書いていたら、ますます17日の展開に腹が立って来た。こらぁ! アホウ! ……オレみたいな、こじらせたオタクが言う事ではないが、なんか話を進めるための段取りに添ってしか動いてなかったような。さらに重箱の隅をつつくが、オメガトークの社長のハンドル「ジョン・童」は、アメリカの警察が身元不明の死体に付ける仮の名前「ジョン・ドゥ」から来てたんだろうな……って、対象年齢いくつなのよ。マー、アニメ版鬼太郎も第一期を見ていた小学生が還暦やそれに近い年代だから、その分年齢層も広いと見込んで、こう言う展開も出来たんだろうけど。よい物語は、「大人が分かる程度にシンプルに。子供が飽きない程度に複雑に」と言うが……。
最後に、前にも言ったかも知れないけど、水木しげるの短編『原始さん』ではテレビをdisる展開があるが、水木サン、テレビに食わせてもらったようなもんじゃん! あと、原始時代の方が今よりマシみたいに考えているのも、生存バイアスを忘れているような。確かに、科学の発展の影で自然は失われたかも知れないが、何を失ったかを知ったのも科学の成果だし……。この辺は話が別の方向に広がりそうなんで、またの機会に。