走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

うーん、悲しすぎる

 最近ますます物事への興味が薄れて来た、題名のとおり悲しすぎる。世の中がきな臭くなって、のんきに趣味を楽しんでいられないと身構えちまったのがいけない。今のオレの判断が、どの程度妥当なのか保証する者もないし。そう言う身構えを抜きにしても、うつ状態がキツくなって、物事への興味が薄れているようなんだが。

 そんな中、昨日『ゲゲゲの人生展』には行った。少年時代の水木しげるが、学校の教頭に見いだされ絵の個展を開いたり、習作と言える童話の絵が昭和初期の武井武雄そっくりだったり、戦争と言う狂気に巻き込まれなかったら、マンガ家水木しげるでなくて、もっと穏健と言うか毒のない画家になっていたかも知れないと思わせる作品があったのは意外だった。貸本劇画を描いていた時代の『絶望の町』と言う習作は、見ていてぞっとした。中川翔子の父、勝彦が復刻された水木の貸本劇画を「これを読まないと大人になれない」と買って来たのも分かる。他には鬼太郎アニメの第3期の頃、水木がテレビマガジンに描いた口絵を見て「すげえ!」と感嘆した子どもが印象的だった。来場者では、近くにいたカップルも印象に。オレはひとりだったってえのに。

 『ゲゲゲの人生展』の物販では、前から探していた今期鬼太郎のノベライズ『小説ゲゲゲの鬼太郎 蒼の刻』と、同じく今期鬼太郎のねこ娘と犬山まなのアクリルスタンドを購入。……アニメイトでも買えたかも知れんな、これらは。『水木先生とぼく』や、『カランコロン漂泊記』の方がよかったかな。

 と、書いていたら、また生きる事に嫌気が。