走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

続・恋愛をあきらめるんじゃなかった

 オレがこのところ、「恋愛をあきらめるんじゃなかった」とか言い出したのは、独り身がこたえていたのもあるが、地元のラジオ番組『ラジプリズム』で、ほぼ毎回のように中高生の惚れたはれたを聞かされているうちに、「なんて寂しい中学時代を送っていたんだオレは……」と強く思うようになっちまった……。「そんな事言って……、お手前いくつでござるか!」と叱られそうだが、客観的に見て自分のおかれていた状況が劣悪だと気付かされたから、苦しくなったのよ。これはかつて、オレが勤め先で殺されかかった事を「それは、まぎれもない『犯罪』ですなあ……」と言われてやっと、「ああ、オレは酷い目に遭ったんだ」と理解出来たのに近い。それ以前はその件は「マトモに働けんオレが悪かった」と、自分を責めていたからな。「公正世界仮説」ってやつ?

 話を恋愛に戻して、中学時代は男女問わず同級生からも上級生からも*1いじめられていて、恋愛どころか友達付き合いも出来んかったし、中学卒業したら家族以外との付き合いがなくなって、それからまもなく宗教に引っかかり、ますます恋愛から遠ざかり……。一時はこれらの過去を容認して寂しく生きようと思っていたけど、そうはいかなくなったのだ。自分があまりに寂しく劣悪な人生だと思い知り、挽回の可能性もないとなると……。成人して、何度か恋愛のチャンスはあったが、これらも様々な理由でダメになったし。前述の『ラジプリズム』には、部長(パーソナリティ)の名字にちなんで「カンダ一門」と称し、恋愛で失敗したモテない部員(リスナー)のエピソードを集める事がある*2が、そのひとつにならないかと去年「ラジオチャリティ・ミュージックソン」で部長が呉に来た時、ダメになったエピソードのひとつを話したら、「それはオトナの話ですね」と言われ、ティーンには聞かせられないと言う事に……。その時部長に笑ってもらって、結構救われたと言うか、楽になったけど。

 確かに、恋愛すれば幸せになれるとは限らんのは知っている。だが、今や孤立した人生を余儀なくされたオレは、本当にこんな人生でよかったのかと今さらながら思うように。心を病んで、抜き差しならない状況でもあるしなあ。そういや恋愛がらみの失敗で、人間不信がこじれたのを思い出した。なにかは言わねえけどな。そのこじれも、今心を病むに至った一因なのかも知れない。ホントにダメだ、オレの人生……。

*1:下級生からはどうだったっけな、なめられてはいたが。

*2:集まったエピソードは、放送している中国放送のラジオタイムテーブルに載った事もある。