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克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

漫勉の感想とか

 この記事で書いた「『浦沢直樹の漫勉』の池上遼一の回の感想」を。まず、mixi日記に書いたものを以下に転載。

 『浦沢直樹の漫勉』の、池上遼一の回をEテレでやっていたので見たら……。打ちのめされた。72歳であんだけ精力的に執筆活動されてる方に比べたら、オレなんて風の中のおがくずみたいなもんですよ。昨日、広島市内の同人ショップで上手い人の作品を見た時に感じた気持ちとはまた違った、「こりゃかなわん」と言う感想が。

 マー、西原理恵子みたいに、下手は下手なりに居場所を見いだすと言う手もあるんだろうが、ヤハリ……。『ドキュメント72時間』の世界堂の回や、『終わらない人 宮崎駿』を見た時には創作意欲に火が点いたんだが、今回はただただシャッポを脱ぐのみなのは何故だ。マンガの描き方の工程は同じでも、自分との才能や実力の差が見てとれたからか。なんでオレは、絵が下手なんだよっ!? イヤ、こんな事言っていたら、ますます描けなくなっちまうな。

 なんで打ちのめされたのかと言うと、池上氏の創作に対する姿勢に比べ、自分はどこか腰が引けていたのではないかと言うのもあって。むかし家族や宗教から創作する事に対しいい顔されなかったため、怯えながら描いていたのがいまだに尾を引いているのかも知れないが。あと、引用文でも書いたけど、単純にオレの絵が下手だと言う残酷な事実も。マー、小林よしのりみたいに、初期の頃の絵はホント見られたものじゃなかったマンガ家もいるから、落ち込むのもほどほどにしておくしかない。そうでなくても今はうつが酷くて、すぐ自己嫌悪に繋げてしまうんだから。

 『浦沢直樹の漫勉』では、池上氏がガルパンのキャラを描いた事にも言及していた。それを見ていて思ったのは、「萌え絵」もまた、べらぼうに技術のいる絵だったんだなと。するとオレは何を描けばいいんだろう? ……悩んでないで、『やさしい人物画』の模写でもするか。