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克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

オレのマンガ道ほえほえ編その16

a-katu.hatenablog.com

 さる22日、広島の同人イベント「広島コミケ」に少年サンデーの出張編集部が来ると言うことなので、拙作を何作か持って行って講評を受けた。別にプロになりたいとか言うんじゃなく、自作の評価をもらいたかっただけじゃ。そしたら悪くない意見や評価をいただき、嬉しかった。いえね、出張編集部には魔物がいるみたいな話をよく聞く*1ので余計に。

 拙作のうち『爆烈戦隊チャレンジャーズ』の3話までの刷り出しを見て言われたのは、主人公たちの関係やキャラクターをもっと掘り下げた方がいいと言うこと。また「一番目立ってるのは、ピンクの子*2ですね」とも。そこに目を付けるとは、流石サンデー編集部の方や。サンデーは女性キャラの売り込み、上手いからなあ。マー、オレも気に入って描いていたのは事実なんだけど。こうなったらチャレンジャーズを全12話に延長して、キャラの掘り下げ話を何話か入れようかアハハ。あと、サブカルビジネスセンター(以下、サブカルBC)が発行した冊子に載った作品も見てもらったが、こっちの方が編集者には好評だったような。ショートギャグだったのも大きかったのかも知れない、上手く言えんけど。

 それにしても、だ。今回は会場に着いたはいいが逃げ出そうかと考えたり、自分の順番が来た時に背中に強烈な電流にも似た衝撃が走ったり、これまでになく緊張した。「お手前いくつでござるか」とのツッコミ推奨。そりゃ、編集者に見てもらって悪くない意見をいただいたからと言って、オレのマンガが商業誌で通用するシロモノだとは言えない。しかし、悪い意味での執着がふっ切れた気はする。「いくら描いても、もうダメだ」と言ういじけに囚われてたのが、吹っ切れた感じで。サブカルBCが絵やマンガのスキルを底上げしてくれたけど、メンタルは出来の悪い豆腐みたいなもんだったのよ、こう見えて。

 ともかく、今回の件は今までやってきた事の集大成だったのかも知れない。最後に、少年サンデーの編集者に言われた一言を書いて、この記事を締めくくる。

「これからも、描き続けて下さい」

(続く)

*1:サンデーではないが、出張編集部がらみの悪評が時折SNSに出る事があるので、向こうも慎重になっていたのかも知れないけど。

*2:変身前は主人公一家「乗鞍家」の母親、たづな。