それにしても、だ。拙作『ちくワワ』の電子書籍化に着手したけど、原稿データを確認したら、はじめの頃の絵はあまりにも下手だ！ マー、オレの画力やマンガのスキルなどが上がったから、そう思えるのかも知れないが。人間、死ぬまで勉強じゃの。しかし１年以上描いてマンガのスキルが上がらなかったら、流石に描き方を疑うしかないけど……。と言うわけで「オレのマンガ道」シリーズを再開する。どんなわけだ。
前述のちくワワの話だが、オレは昭和のナンセンスの復権を目指していたけど……上手く行かんかったな。田村信氏の傑作『できんボーイ』くらいのナンセンスを描きたかったんだよね。サブカルビジネスセンター（以下、サブカルＢＣ）内部の自主規制やオレの力不足により、成功したとは言いがたかったので、再開出来た時にまた考え直すつもりだが。
サブカルＢＣに通ったのがきっかけで、絵やマンガを描くスキルが上がったのは何度もこのブログで言ったが、それでも面白いマンガを描く力は足りてなかったのかも知れない。拙作を面白いと言ってくれる方には申し訳ない話だが、世の中上には上がいて。そんな事言っていたらキリがないのは承知だが、山本貴嗣氏がむかし「涙流すのにも資格がいるよなあ」と言っていたのが、今になって重くのし掛かって来ているのもあって。「ほえほえ編」と言う割には重い話をしているけど、実際にいろいろ描いてみての所感だ。すまんね。次回からは調子を変えようと思っている。思うばかりかも知れない。
（続く）
