走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

自分の絵について、思う事

a-katu.hatenablog.com

 上記記事で少し言及した、オレの過去の絵の細部の描き方についてごちゃごちゃ言うぞ。

 上図は、2000年頃に三次ワイナリーのマスコットキャラ募集に送ろうと描いた絵の線画だ。結局送ったのか送らなかったのか、ハッキリ覚えてはいない。それはいいとして、女の子の方は今よりいろいろ装飾が凝ってる気がするぞ。マスコットキャラクターは「ガキでも描ける」ものがいいと言う視点から見たら、オレの自己満足の域を出んがな。その目でみたら、樽怪人の方はいい線行ってる気はするが……ワイナリーのキャラが、ガキに受けても。今になって、そんな事言ってどうする。自分に言い返すな。

 話を戻そう。三次ワイナリーに送ったものだとしても、向こうも困ったんじゃなかろうか。女の子の左胸、半分はだけてるし。とは言え、前述のように装飾は今より描き込もうとしてるだけ、むかしのオレの情熱は感じられる。今はマンガをよく描くので、それに特化したデフォルメが強くなってる*1けど。上図の女の子の髪型も、ありえないけど面白い形してるじゃない? たぶんブドウの蔓(つる)をイメージした箇所があるし。この頃のオレは、とにかく絵で世に出たかったんでしょうなあ……。親父に睨(にら)まれて萎縮したと思っていたが、記憶の糸をたぐると結構描いてたのね。……残念ながら、当時「絵で世に出る」事は出来なかったけど。この頃の無念が、今も絵やマンガを描かせている原動力のひとつかも知れんが、複雑なものも内心にある。と言うのも、2000年後半から2001年前半まで、うっかり地元の同人イベントに参加しているDQNカップルに捕まり、苦労したのを思い出して。この女の子の絵の腰のバンド(?)にある装飾も、DQNカップルの女が描いたのかなと言う疑念が……。そいつ、ちょっと絵が描けたからな。もしかしたらオレの記憶違いかも知れん、あの頃DQNカップルに振り回された悔しさ故の記憶の捏造だってありうるし。ぬおお。

 それにしても、オレもつくづく因果な性格だなあ。過去のオレに無限に責任を負わせても、得るものなんてないぞ! それだけ自分が憎いのかも知れんが、そんな憎悪捨ててしまえ。絵で世に出たい願望が何度も破れて、捨て鉢になった時期も長かったし……。くおお。

*1:要は、装飾に凝れない絵になっている。