しょっちゅう「気が滅入って来た」「気が滅入る」と言って来たけど、持病の症状だから仕方ない。これはもう、一生のあいだ急に落ち込む事と付き合うのかも知れない。おまけに、普段は人から責められている気がして。普段とは、創作してない時とか道を歩いている時とか……。「この人別に、オレの事責めてへんな」と思える人とやり取りしている時はそうでもないが、酷い時には起きている時のほとんどが世間から責められてる気になって。実際、それでウロウロしちまい、余計に金を使う事も。トホホ。
こうまで不安になるのは、酷い人生を歩んで来た時期が長かったからだろう。やっぱり人間、ある種の「湿り気」がない人生だと、否応なしにおかしくなるわ。くおお……。だけどね、人間に対し、あまりに「強さ」が要求される昨今では、これからどうしたものか。金も愛情も得られそうにない人生で、どう強くなれと。さりとて、死ぬわけにもいかん。オレはオレが思ってるほどには強くもふてぶてしくもなかったので、最近気弱なんだよ……。
内なる不安や恐怖を振り払えないから、すぐ気が滅入る。最初に言ったように、これが持病なんだろうけど、対策はないものか。薬だけでも、趣味だけでも、心に割り込む不安や恐怖は払えんかった。だからと言って、拝み屋にすがるわけにも。その手の連中には、前に懲りているしな。今日はもう、難しい事考えずにさっさと風呂入って寝よう。
