ある話に言及する。
表現に関して「◯才までにデビューしないとダメ」とか「◯歳寿命説」とかいうのはすべてデタラメだな
— 島田虎之介『ロボ・サピエンス前史』絶賛発売中! (@Shimatorax) 2021年4月21日
「絵師35歳定年説を提唱する絵描き」
— さくさくさくらい:)) (@c_b_industry) 2021年4月21日
「今年57歳で年代に合わせて絵柄を変遷させてく絵描き
「今年38歳で伸び盛りな絵描き」
みんな伸びしろが違うんだよなぁ
人によって違う部分を一つの定義で縛ろうとしてもなぁ>絵師35歳限界定年説
— 横山浩子@ゆるゆる活動中 (@yok_mola) 2021年4月21日
オタク界隈一部で聞く【年寄りは引退して若者に席譲れ】的なのと似た雰囲気を感じる。
素人の私が言っても説得力等全くありませんが、フルデジタルに移行したのは30代後半だったし、フォトショップ以外の絵描きツール触りだしたの40過ぎてからでした_(:0」∠)_ 人によって始めるきっかけや年齢はバラバラだと思うのですが、何かのテンプレと同じじゃないとダメなのでありましょうか?
— 横山浩子@ゆるゆる活動中 (@yok_mola) 2021年4月21日
オタク世代の年齢幅は年々広くなっているので、デジタルやら諸々始めるきっかけやタイミングにばらつきがあって然り、世代によってはずっと触れる事のないジャンルだってあると思う。誰が格上で格下かではなく【みんな違ってみんな良い】でいいと思うんですけれども_(:0」∠)_
— 横山浩子@ゆるゆる活動中 (@yok_mola) 2021年4月21日
まず、島田虎之介氏に同意。オレは今のところ商業ベースで絵やマンガ描いてないけど、サブカルビジネスセンター(以下、SBC)に通うようになって伸びしろがまだあったと感じ、今年49になるが楽しく絵を描けるようになったもんな。横山浩子氏みたくフルデジタルで描けない*1けど、デジ絵の事をまだ貪欲に勉強してるし。また、オレの場合、自分のやりたい事を気兼ねなくやれなかった時期への後悔が、今も絵を描いてる一因ではある。家族に白い目で見られ、呉市内のゲーマーからは迫害され、ネットで絵を発表し出したら2ちゃんねるなどで陰口を叩かれ、仕事が全然上手くいかんから収入も安定せず……。他にも大小いろいろあるが、こんなつまらん横槍がオレの創作を邪魔していたのだとだけ。逆に言えば、こうまでつまらん人生の数少ない彩りが絵やマンガを描く事だったとも。よかった、うっかり筆を折ってなくて! 自分語りはおいといて、話を「描く事と年齢」についてに戻そう。下記記事でも「年齢は言い訳にならない」と言っていたが、それは自戒を込めたものなんだよな。還暦すぎても描きたいし。だからこそ、最初に引用した島田虎之介氏のツイートに同意したのだ。
しかしながら、絵描きマンガ家のたぐいがみんな、年齢関係なく描いたり学んだり出来るわけでもないんだよな。それも請け合わんといかん。それを思うと、迂闊に「年齢言い訳にせず描け、学べ」と言えんよな。迂闊に「お前はもう、描く事から降りろ」と言えんのと同じく。うーん、難しいところだ。オレが他人に「描く事から降りろ」だの「筆を折れ」だの言えないのは、オレが言われたくないからでもあるんだけど、話をこれ以上散漫にしないため、そこは割愛する。マー、生きてる限り描きたいなら、描きましょうや。ご同輩。
*1:どうしても下絵をスキャンせねばならない。