走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

創作者へのヘンな不信ふたたび

 この数日で、オレはつくづくフィクションをフィクションとして楽しむ事が出来ん人間だと痛感した。畏友カマヤン(id:kamayan)さんに勧められて、NHK-FMの「青春アドベンチャー」枠でやってた『暁のハルモニア』一挙放送を聴いたんだけど、最後に印象に残ったのが、主人公ヨアヒムらに何度も立ちふさがる女騎士*1ガブリエラと、その上司カリストの「体制に疑問を持たずその中でよろしくやって、弱い者いじめばかりする姿」*2だったと言うのが。そんな奴らと主人公らの志操の高さの対比にこそ聴くべきところはあったんだが、現代日本カリストやガブリエラは、ここにもそこにもあそこにもいるからなあ。それを思うと、とてもげんなりして。ならば「体制に疑問を持たずその中でよろしくやって、弱い者いじめばかりする連中」へのアンチテーゼこそ描けばいいのかも知れんが、今頭が働かない。そうでなくてもコロナウイルスで、人類滅ぶかも知れないと不安だってのに。いえね、急激な変異を繰り返し、人類を滅ぼす強力ウイルスになったらどうしようと言う不安がぬぐえず……。『暁のハルモニア』の件と言い、オレは悲観しか出来んのかっ!? いつからこうなったんだ……。あまりにもあまりにも酷い事ばかり見聞きして、希望を持てなくなっていたのかも知れんけど、我ながら悲観的すぎる。

 話を「つくづくフィクションをフィクションとして楽しむ事が出来ん」自分についてに戻そう。今回の件で、どこまで他の創作者を信じてないんだと思った。それは去年、下記記事にも書いたけど。

a-katu.hatenablog.com

 20年前はこんなじゃなかった気がするのに、どうしてこんな事になってしまったんでしょうね?

*1:だと思うけど、違うかも知れない。

*2:それは他の作品で言うと『風雲児たち』での鳥居耀蔵一味にも通じる。