走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

ちょっと題を決めかねてる


 「人間そんな失敗や努力ばかり観て楽しいのか」と言うのは、気持ちは分かる。『いだてん』で、ストックホルムオリンピックで無念の思いをした金栗四三が主人公に抜擢されたのを評価しているオレが言うこっちゃないが。しかしみんな、人の失敗や不幸に食いつきすぎ。ニュースだってそうだ、どいつもこいつも人の不幸に食いつき、追い討ちをかけるようにツイッターやヤフーのコメントで好き勝手言いやがって。話を戻そう、たまには胸のすくような成功の話を観たくなるのも人情だ。オレだってそんな話描きたいわ、しかし描けない。どこかで話に起伏をつけたいとか、欲が出るので。と言うか、エロマンガ以外何描いても、文句言われてるような。マー、エロマンガも性交に成功すれば御の字ではあるが……って、つまらんシャレを言ってしまった。いや待て、自分の作品に一番文句言ってるのはオレや! 人物の絵が歪んでるの、トーンが足りないのと……。描かなきゃ誰にも分からんのだから、完成させろよオレ。

 また、話が脱線しちまった……。オレは異世界転生ものをまず読んだ事がない、異世界に行ったきり帰って来れないと言う不安*1が怖くて。人生を完全に仕切り直して成功すると言うのが異世界転生ものの醍醐味かも知れんが、オレがそこに乗り切れないのは前述の不安からだろう。もうちょっとフィクションをフィクションとして楽しめんものかと、我ながらそう思う。最初に引用したツイートに出て来る、『26世紀青年』みたいな能天気極まる話は興味あるが。話がまた堂々めぐりになりそうなんであまり言いたくないが、一度これくらい能天気な成功話を描きたいもんだ。……と、書いたあと、急激に落胆してしまった。これ以上この記事を書く事は出来そうにないので、この辺で。

*1:異世界転生ものとはニュアンスが違うが、『聖戦士ダンバイン』の序盤にも似たような不安を感じていた。