走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

「萌え絵」について考える一助

 こんなツイートを見つけた。


 これを受けて、こんなツイートをした。

 そこから負次郎さんと始まったやりとり。



 以下、オレのリプライ。


 さらに負次郎さんからの返事。

 以上のやり取りと、事のはじまりである突撃レーザーさんのツイートで思った事を、ツイートと重複する事もあるが書いていく。負次郎さんの言う「コード」に知らず知らずのうち慣れていたため、オレはじめ「なんでこの表現が問題なんだ?」と思う者が少なくないのだろう。だが、問題はそれだけで済むものではない。ツイッターで「萌え絵」を攻撃する者が嫌いなものを焼く快感に溺れてない保証もないし、負次郎さんの言う「コード」や突撃レーザーさんの言う「違い」のあるなしをキチンと峻別しているかも分からないからな。だが、ツイッターと言う場が議論に向かないと言うのを踏まえても、現状は「どうしてこんな事になってしまったんでしょうね?」と頭を抱えるものだ。前述のように、快刀乱麻を断つがごとき解決策はないが、お互いどこで間違ったのかを冷静に考えんといかん時期なのでは? 大山一郎みたいな保守パターナリズムお化けが、牙を剥いて来たんだし……。また、オレは「萌え絵」に含まれるある種の「コード」を「公共」において外せば「萌え絵」を敵視する者たちが手を引くとは思えない。繰り返すけど「コード」のあるなしを峻別しているとも思えないし、やり出したらキリがない*1のでは。さらに「萌え絵」に限らず、いろんなコンテンツの制作の裏側に自主規制で疲弊してる者もいる事を考えると……。ところでオレも、その自主規制と戦いながら表現を模索しているんだぜ、最近は。自分の趣味だけで、絵やマンガを描いているわけじゃなくなったからなあ……。それがあるから、単純にどっちがいいとか悪いとか言うのがためらわれる時も。それでも、ツイッター見ていると不安になって、女の子を描く事に抵抗が出たりもしたんだけど。なんぎな話だ。

 ところで、あとのケンカを先にすると、先の西浦みかんと『ラブライブ! サンシャイン!!』のコラボに怒っていた人には「子どもに、性的な自己決定権はない!」と断言しちゃった人もいて、コラボ炎上前にその発言を見て引きましたよ。オレは「望まない性交や妊娠」への拒否権もまた自己決定権のうちだと思っているし、行使できない部分があるとしても性的な自己決定権を認めた方がいいと思う。だいたい、子どももいずれ大人になるんだし、その時ちゃんと性的な自己決定権を行使出来るようになるためには、子ども時代にも漸進的とは言え、認めた方がいいのでは。前の段落と関係ない気がして来たが、話を続ける。「子どもに、性的な自己決定権はない!」と言う発言などから「萌え絵」を攻撃する側のパターナリズムが鼻につくようになって、オレも意固地になったフシはあるんだし。意固地になったばっかりに、前の段落で言及した「コード」を見失った可能性もあるが……。ええい、書けば書くほど堂々巡りになって来たわ。この話、別の機会に仕切り直して書く! とは言ったが、さらに一言。やっぱり、お互いここまでこじれるほど争う事はなかった!

*1:「公共」と言うものの拡大解釈が、酷い人もいますし。