走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

「創作する人への30の質問」まとめ

 ツイッターでやってた「創作する人への30の質問」のオレなりの回答をまとめ、補足説明なども書いてみる。

 と言うわけで、ここからは回答の補足説明をば。まず2問目の「世界」が広がったと言う点は、現実世界でも創作のために見聞きする範囲は確実に広がっていたので、ああ言う回答に。それがなかったら、もっと行動範囲は狭かったと思う。そして、後述するけど生きるのも手詰まりに……。

 3問目の「ふて腐れた態度」うんぬんは、かつてのような自暴自棄をやめると言うか。結構酷かった時期があって、その頃は「もう、これ以上何を描いても無駄だ」とさえ思っていて、筆をとる事すら出来んかったし。

 9問目。何を描きたいかはあっても、それを具体的に描く事を尻込みしていた時期が長かったので、あんな回答に。でも、やるしかないか。時間がねえ……。

 14問目だけど、これは松本零士が弟子の新谷かおるに少女マンガからの転向をさせるために言った「男は、20歳過ぎるとスケベになり、女の子の喜ぶ男を描く事は出来なくなる。それが出来るのは相当のテクニシャンか、ものすごい変態だ。このまま続けてたらダメになるぞ!」と言う言葉にも通じているかも。「心にもない事」を描き続けられる者はそうそういないと言うか……。長くなりそうなので、ツイートでは言及出来んかったけど。

 19問目。「何日から何日まで、これだけ描く」ためには、何度も言うように「締め切り」がね……。オレは同人イベントから離れたから、本を出すにも出せんし、ここら辺ずっと頭を痛めている。これは9問目の補足説明とも関わって来るんだけど、どうしたらいいのか。

 22問目。持病のせいなどで、描いてる時罵声の幻聴や辛い過去のフラッシュバックが来たりして集中が出来ない事が増えたため、さらに気が滅入る事を考えつつ描くのはやめようと。と言うか、創作してる時に限らず、何かにつけ自己嫌悪が来るのが辛いのよ。これで描きたい物を描けなかった事、数知れず。

 26問目。誰も彼も創作で儲けられるわけじゃないし、そのための準備が持病で難しいオレは尚さらだ。かつて同好の士とつるめない時期は、そう思っていても苦しかったけどな。

 27問目。これは結構ヘビーな回答だった。2問目の回答への補足説明に書いた事と重複するけど、仮に親父が生前言ってた「見切りを付けろ」に従ってたら、自分の行動範囲はそれまで以上に狭まったのは必定。それで人生楽しかったのか? 「生きよう」と言う意志が持てたのか? と自問したら、ああなったのだけど。その裏返しで28問目の回答も、ああなったわけです。

 29問目。なんらかの形で自作をまとめ見てもらいたいと言うのはあって、それで思案投げ首してはいるけど……。「けど、なんじゃい?」と言われそうだが、いろんな意味でどうすればいいのかと。たとえば二次創作を抜きにしたら、今のところ相当スカスカになりそうで。とにかく作品を描いてからの話かも知れんが、どうしたものか。

 30問目。『源平討魔伝』の頼朝入ってます、ええ。笑ってよりとも。

 こうして回答をまとめ、補足説明を入れると、自分が創作にどう向かい合っていたか見えて来たよ。30問目はともかく。言い訳するなと言われようが、家族の無理解や勤め先でのいらん苦労が重荷になって、相当苦しみながら創作していたのは事実だし。正直、20代の頃より今の方が創作しやすい環境だよ。……繰り返すけど、持病の統合失調症に振り回されなければ。と言うか、持病を抱えつつ今日まで生きて来て、創作までやってたオレは相当の苦労人じゃないかと。あと、やっぱり時間の捻出に頭を痛めてるな。しかし、サブカルビジネスセンター(以下、SBC)に入らなければ、生活の立て直しをしようとも思わず、創作者として尻すぼみだったんだし……。ウーム、である。

 だがSBCでやってる事、しなければならない事を考えると、趣味の創作の時間があとどれくらいあるか疑問ではある。通うために心身のリソースを使わねばならず、その分消耗はしてるし。それでもやるしかあるまい、黙って死んでたまるものか。