十数年前、今は亡き惟任さんと議論になった時、彼は二言目には「そんな風に考えるな！」とか「気楽に行け」とか言って、オレを黙らせようとしていた。しかし惟任さんは、「そんな風に考えるな！」とは言っても、オレの意見に対し「それは違う」と、理由込みで言った事はなかったな……。だいたい、ネットで匿名でいやがらせしている連中への危機感、全然なかったし。匿名でいやがらせする連中は一時その場を去っても、この世からいなくなったわけではない。また、どこかで似たような事をするに決まってる。そして今、世の中がどうなっているか考えると、題名のように言いたくなるのだ。ツイッターで、「捨て垢」でクソリプしてくるやつが、ここにもそこにもあそこにもいるじゃないか！ 惟任さんが死んで十数年経ってるから、世代交代はあるかも知れんが、ネットで匿名でいやがらせしてくるやつをほっといたとしても、この世からいなくなったわけじゃないのだ。なんらかの対策を講じなければならん時期だよ、今は！
話を惟任さんとのやり取りに戻すけど、彼の「そんな風に考えるな！」は、「たとえそうだとしても、考えなくていい」と言っているようにも取れるんだわ。前にも言ったけど、何かっちゃあ「大局、大局」とも言っていたが、彼が大局にのっとって動いているようには見えんかったし。それをあの時言えていればまだ違ったろうが、当時はスッと頭から出て来なかったんじゃ～！ 自分の頭の回転の遅さに、嫌気がさす。これは今だって続いている問題だ、言うべき時に言うべき事が出て来ない自分に腹が立つと言うか。
十数年前に死んだ友の事に縛られているのもなんだが、最近は自分が言うべき時に言うべき事が出て来ないばっかりに、いろんな事を損しているんじゃないかと思う事が多くなり、その中でも大きなウェイトを占めているのが惟任さんとの件だったりするのよね。他の事……特に現在進行形の事だって、そう言うところで損しているんだろうけど。
