走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

怪獣退治の専門家

 みなさん、『ウルトラマンオーブ』見てますか? 色々言われているみたいだけど、個人的には防衛隊を毛嫌いしているプロデューサーがネックなのではないかと。『緊急指令10−4・10−10』の電波特捜隊みたいな民間人の組織とウルトラマンの共闘と言うのは面白そうだったけど、面白そうなものが確実に面白いとは限らないわけで。「富と名声を求めて怪獣災害に首を突っ込んだ連中が、やがて損得超えて怪獣に立ち向かう」と言う展開になるやも知れないから、今はあまり言わないけど。

 問題は防衛隊を切り離したら、ウルトラマンは意外と上手く行かないのではないかと言う事。初代ウルトラマンの主題歌にしてからが、科学特捜隊の事なのかウルトラマンの事なのか分からない内容だし、そもそも企画の早い段階で科学特捜隊の設定は固まっていたし。よくウルトラマンデウス・エクス・マキナとみなされるけど、実は科学特捜隊もまたそうだったのではないかと思うように。ウルトラマンオーブのプロデューサーが防衛隊が事件に乗り出すのが性に合わないみたいに言っていたけど、それを外したらウルトラマンはえらい事になるのでは? 『ウルトラマンレオ』の円盤生物シリーズしかり、『ウルトラマンギンガ』しかり。こう言うと怒る人は怒るかも知れない、しかし「怪獣退治の専門家」はウルトラマンだけじゃなかったと気付いたら、書きたくなって。『ウルトラマンUSA』なんか、防衛隊のメンバー全員がウルトラマンだぞ。内々で正体隠す手間が省けてよいね。