特撮関係の小ネタをふたつばかり。
近年のウルトラマンシリーズでは、過去のウルトラ怪獣が頻繁に登場する。これでは初期の頃、「同じ怪獣が何度も登場して面白くない」と言われたミラーマンの立場がない。しかしながら同じ怪獣の再登場で言えば、初代ウルトラマンもかなり。着ぐるみを改造して新規の怪獣に仕立て上げた例も加えると、相当な数になるし。初代ウルトラマンとミラーマンで評価が違うのは、前者はまだまだ怪獣にウエイトがかかっていた時期だったのもあるのかな。いや、初代ウルトラマンは放映された当時としては画期的なヒーローだったしなあ。
もうひとつ。つい最近ツイッターで、実写版『ドラえもん』の企画書なるものの表紙を見つけたが、それを書いたのはピープロのうしおそうじ。藤子・F・不二雄の洒脱なセンスと、ピープロ映像作品の泥臭さは水と油な気がするが、うしおそうじはもしかしたらパイロットフィルムのみ作られた『クラブ君の冒険』みたいな感じで撮りたかったのかな。
ところで、実写版ドラえもんの企画があった事を最近知ったように、私は意外と特撮について知らない事が多いのですよにしざきさん。それに過去の作品にまつわる証言も、当の関係者が違う話をする事もあるから、ますます混乱するので……。
