昨年*1放映されて、録画したまま塩漬けになっていた『博士ちゃん』と言うテレビ番組の、昭和特撮博士ちゃん登場回を見た。……出ていたのが、あそこまでガチな昭和特撮オタクだとは思わなかった。昭和特撮にハマったきっかけが中２の頃見たウルトラセブンの「狙われた街」で、番組冒頭でジャンボーグAのデザインの魅力を熱く語るんだぜ！ 「博士ちゃん」とは言うものの、当時１８歳の男性だが……。
しかしなー、番組中に出た特撮の撮影テクニックの「飛行機や宇宙船の下にピアノ線を付け、逆さまに撮る」とか「ゴジラ第１作のゴジラの熱線で溶ける鉄塔は、ロウで作った鉄塔に強いライトの光を当て、ライトの熱で溶かして撮影」とかを見て「世間の常識だろ？ そのくらい」と思ったオレもオレだが。はい皆さん、ここで「そんなマニアックな常識はない！」とのツッコミ推奨。さておき、なんちう傑物が世に潜んでいたのか。今は実際の作品に触れるチャンスがむかしより多い気はするから、知識くらいはなんとかなるにしても、ジャンボーグAのデザインを熱く語るとは。ぬうう、オレの時代は終わったか。はじまってもいないけどな。彼*2は昭和特撮を語れる友達いないらしいが、いいじゃん別に。人様の人生、これ以上どうこう言うつもりはないけどよ。
件の回はスペシャルで、神社の博士ちゃんの小学生男子*3も出ていたが、こちらもなかなか濃かったな。自作の神社事典作るくらいの子で、路地や建物の狭間にあるような稲荷神社が一番好きだと言うしなあ……。でも、こう言う人物を悪くいじる事なく番組に出す世の中なら、今どきのテレビもまんざら捨てたもんじゃないな。そう思ったら、ちょっと泣けてきた。
