前回までかなり気弱だったが、体調などの影響でな……。今も体調はあまりよろしくないが、気持ちはまだ前向きになっている。ところで、何作かマンガ描いて痛感したが、オレにはあまり過激な内容の作品は描けないみたいだ。それがいいのか悪いのかは知らない、これから描き続けてみないと分からん事でもあるからな。ブログでは過激な事書いてる*1のに、マンガとなるとこれじゃ。なんでよ。別に今から過激なものを描きたいわけじゃないが、なんか気になって。
マンガではないが、オレの絵については「見ていて嫌な気分にならない」とか「あたたかみがある」とか言われる事が多い。もしかしたら、それはオレの強みだったのかも知れん。まだ、活かしきれていない気はするけどな。と言うか、描いているものと「描けるもの」との乖離がある気もしている。戦隊ものとか、エロコメとかに合う絵柄じゃなかったのかも知れん……。どちらも、完結まで描くつもりだけどな。ところで『奇々怪界』と言うゲームのキャラは、ファンシーな雰囲気のデザインに似合わず、怖い設定がなされていた*2けど、オレの作品はそう言う路線でもないし……。あまり思い詰めるな、オレ。いくら考えたって、どうにもならないでしょうに。
と言うより、オレは露悪をマンガでやっても意味がない気がする。露悪はこの世にあふれているのに、なんで「オレが」上乗せする必要が……。この辺は長くなる上に面白くないので、割愛させてもらうけど。ただねえ……。望月三起也の『ジャパッシュ』の一件じゃないが、こっちが「こう言う事は悪だ」と思って描いたものが、逆にその悪に魅了される者が出たらと思うと、作者としては考える時はある。ましてや「ほれほれ、この悪を喜べ!」と言わんばかりの態度を取ってる連中を見た日には……。それが誰の事かは言わねえぞ、言ってもオレが袋叩きに遭うばかりだ。あと、たとえば特撮ヒーローもので敵が「明確な悪事」を働きにくくなっている一方で、世間には露悪があふれているんだもんなあ……。やんなっちゃうよ、まったく……。いかん、これでは「オレのマンガ道」にならん! そろそろ段落を変えよう。
オレは自分の描けるものや向いてるものを見つける前に、いろいろドロップアウトしたんだが、近年どうにか描くチャンスはあった。しかし、それすらも活かせないまま失いそうな気がしている……。「疾風怒濤編」と言うわりには気弱な事をと思われても仕方ないが、上手く言えないけど「大きな状況」などの変化で不安が増しているのは否定出来ん。
(続く)