題名は、みなもと太郎が『元祖日本漫画大事典』の、とある項目(恥ずかしながら失念)の結びとして書いた言葉だ。いえね、今日は『超人バロム・1』の最終回放送日にあたると言う事で、てれびくんの公式ツイッターが下記のようなツイートを。そこに引用された、バロム・1の主題歌シングルのレコードジャケットの絵の上手さに驚いて、題名の言葉を思い出したわけです。
51年前の今日26日『超人バロム・1』最終話「大魔人ドルゲがくだけ散るとき!!」放送
— てれびくん【公式】 (@Televi_Kun) 2023年11月25日
ついに出現した大魔人ドルゲにより、家族を捕らえられた健太郎と猛。バロム・1に変身、決戦に向かうが…行く手に罠が待ち構えている事を知った松五郎は、バロム・1を懸命に引き留めようとして…!?#超人バロム1 pic.twitter.com/jZZYaXVzv6
実際に絵を描いているから感じるんだけど、この絵は人物のデッサンとポーズを成立させるためのデフォルメ、そしてバロム・1の陰影をつけるためのカケアミや全体の彩色とか、相当レベル高いですよ。それで驚愕した次第。このジャケットは、むかしの特撮本や楽曲を収録したCDなどでも見ていたけど、今になってその技巧に感心したのよ、私……。この絵に原作者のさいとう・たかをがどれだけ関わったかはもう分からないが、マンガ界にも特撮界にも、さいとうは大きな足跡を遺した先人だったんだなあ……。うーむ。これだけ言うのは、オレが絵を描く身であり、少しずつでもスキルが身に着いたから分かったので。それまで、どんだけ目が肥えてなかったかとかいろいろ言いそうになるけど、言いすぎると趣旨がぼやけるのでここまで。