走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

メディア・リテラシーは20年前より衰えてるんじゃないか? オレも……

 20年前の、ネットの主要端末がパソコンだった時代より、どいつもこいつもオレまでも、メディア・リテラシーってものが衰えているんじゃねえかと危惧している。いえね、19年前にある事が読売新聞に載ってるとネットで聞いて、図書館まで確認に行った事を思い出すと、今オレはそう言う事をしているのかと疑問に。ネットの主要端末がスマホになって以来、実際に足を使って物事を確認しようと言う労力を惜しんではいないかとね。新聞だってデジタル版があるし。20年前にもあったろうけど、今はもう図書館まで行かなくてもいいやと思ってないかと言う疑問はある。魔夜峰央スマホを「情報の押し売り」だと言った事があるが、それどころかオレたちは「情報をあてがわれているブロイラー」と化してないか? と恐ろしくなったんだよ。

 「だったらネットやめろ!」と言うなよ、話はこれからだ。まずネットと言うインフラは器や情報の通り道でしかない、そこに何があるかの問題がある。次いで、これは『独学大全』と言う本などのウケウリだが、むかし「サーチャー」と呼ばれる調べ物の専門家がいたけど、それに頼っていた頃*1より人のリサーチ・リテラシーが向上してるかと言う問題。それらがちょっとうすら寒い気がして……。マー、ネットの情報が増えた事で、調べ物が楽になった*2り、助かってる側面もあるが。とにかくオレは情報に振り回されたり、溺れたりするのが怖いんだ。その前にオレが情報を集める時、手を抜いてないかと言う疑問にたどり着いたから、こんな記事書いたんだけど……。

*1:あるいは夜中に調べ物の必要が出来た編集者が、その時間まで起きてると言う作家に問い合わせるくらいしかなかった頃。

*2:正解にたどり着くには、前述のリサーチ・リテラシーが関係して来るけど。