走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

ジョージ秋山のトロッコ問題

 このツイートで引用されているジョージ秋山のマンガの中の台詞も、今で言うトロッコ問題みたいに答えはないのかも知れない。それにかつても物議をかもしたと、カマヤン(id:kamayan)さんから聞いた。それでもオレは「弱い者同士肩を寄せ合いなぐさめあっていても、世の中はよくならない」と言う台詞に同意するしかない。たとえばオレが最初の児ポ法改定*1の頃、表現規制反対活動に首を突っ込んだのも、亡き友惟任さんと18禁同人誌を作っていた時「児ポ法が改正されたら、こんな事も出来なくなるだろうな」とか「捕まる時は、一緒に捕まろうな」とか言い出したのが引き金だった。その言葉もまた、上記のマンガから引用すれば「弱い者同士肩を寄せ合いなぐさめあう」行為でしかなかったと言うか。今にして思えば無謀だったかも知れない、しかし内輪で愚痴を垂れるだけ*2では状況は良くならんと言うような気持ちは強く、オレを動かしたのは事実だ。と、同時に力に溺れるわけにもいかんのだ。言いたかないけど堀江貴文みたいに、ロケットはじめテクノロジーについては一家言あっても、人情に欠けてる奴を見ているとつくづくそう思う。

 もうひとつ。裏庭映画保存会氏の言う「無力な正義こそ悪でさえある」には同意しない。弱者には弱者の戦い方があるはずだと思いたい、それは暴力に訴える事とは限らん。歴史がそれを証明している。自分が正しいと思った事を実行するには、それなりに力はいるが、人はひとりでない時もあるし。

 オレのこの考えも正解ではないと思う者だっているだろうが、今はこう思い、動くしかねえ。問題は、持病や前述の表現規制反対活動で無理をした事などから、マトモに動けない事だ。それでもあきらめきれない事があるから、こんな文章を書いたんだけど。

*1:改正とは言いにくい。

*2:繰り返すが、それこそ「弱い者同士肩を寄せ合いなぐさめあう」行為だ。