急に『桜ノ雨』を聴きたくなって聴いていたら、泣けて来た。感動？ 違う違う、歌詞に描かれてる青春と真逆の人生だったのが悲しくてだ！ と、書いてて、かつて『桜ノ雨』について言及した記事を思い出した。と言うか、過去記事検索で引っ張り出して来た。
しかしなー、明日をも知れぬその日暮らしで、家族にはこき使われ、楽しみは少なく……。こんな青春時代を送っていたオレが聴くもんじゃねえだろ！ 『桜ノ雨』はよおーっ！ なのになんで気に入ったんだ……。たぶん前に広島のラジオ局でやっていた番組『ラジプリズム』で、部員（リスナー）による合唱を録音したのを聴いたからだろう。オレは参加しなかったが、それでもある種の一体感がなあ。それと、自分と縁遠い世界を描いたものを遠ざけても意味はないよな。それはいいとしても、いろんなもんがオレには縁遠かったとなると、どんだけさみしい人生だったのか。それを思うと、やっぱり悲しいわいっ！ とは言え、かえらぬむかし。それに、ゲーセンに通うようになって、少しは人生がましになったじゃないか。そう言う青春だって、悪くないだろ？ 学校で報われんかったからって、他のどこかで報われたらいいじゃないかね。
そんなわけで、オレは『桜ノ雨』みたいな世界は描けない。オレにしか描けないものを模索するまでよ。
