走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

誰か味方になってくれー!

 いきなり何をと言われそうだが、22年前に本屋に並ぶ保守系オピニオン誌*1の表紙に踊る下品な記事名にげんなりしていた頃、仔細を話し題名に書いた嘆きを言える環境であったならと思ったら、つい。そもそも、保守系オピニオン誌の表紙なんぞ見なければよかったんだが、その頃は自分たち弱者を脅かす連中にどう対処するか考えるため、逃げられなかったと思ったので……。

 そう、オレは自分から見ないでいたらいいようなものを勝手に見て、勝手にげんなりしていたのだ。それがなければ、もうちょっと心のどかにすごせたかも知れんが……。しかし保守論壇も「下れば下るほどくだらなく」なってるね。今の『WiLL』や『月刊Hanada』あたりが、落ちるところまで落ちた姿である。もうどうにもこうにも。それはさておき、「勝手にげんなり」の件だが、前述のとおり、自分を脅かす者を意識しだしたのとコインの裏表だから、簡単に「見なければいい」で済まんかったとも。実際、自分の距離的な意味での周りが「ネトウヨ」だらけになって行っては、そう思う。だから題名で「誰か味方になってくれー!」と、叫んでしもうたのではないか。他にも、あの件にしてもこの件にしても、オレが「勝手にげんなり」していたと言えなくもないのが……。「勝手にげんなり」の可能性を考慮したら、今までとは別の意味で困っている。じゃあどうすりゃよかったのよと。保守オピニオン誌など、げんなりするものを見ずに過ごしていればよかったのか、それともげんなりするものに対しカミツキガメのように噛みついて回っていればよかったのか。しかし、どちらもいい生き方には見えんのよ。今となっては……。

*1:当時出ていた文芸春秋社の『諸君!』とか、今も出てる産経新聞社の『正論』とか。