どう言うわけか、鉄腕アトムのバッタもんみたいなキャラが好きだ。本家の手塚プロによるリメイクのジェッターマルスとか、それと同時期の特撮ヒーローであるガンバロンとか、『コンクリート・レボルティオ』のアースちゃんとか。あーそこ、飛鳥昭雄の「チップピーター」なんか持ち出さんでよろしい。アトムそのものは手塚治虫が時折「なかったこと」にしたがってたから、そこがひっかかって。それじゃアトムが、あまりにかわいそうじゃ……。さておき、オレもアトムのバッタもんみたいなキャラを描こうかな。強く優しい少年型ロボットを。小さな者が巨大な敵を倒すと言うシチュエーションって、いいと思いませんか。
アトムと言えば、オレの産まれた年の昭和47年に小学館の学年誌で連載されていたバージョンのアトムも気になる。改造され、いろいろ強化された機能を持ちながら、当時の変身ヒーロー人気には勝てんかったみたいで。でもこのアトムがヒットしていたら、壁村耐三は手塚にブラック・ジャックを描かせてなかったかもな。世の中分からんもんだ。と、書いていてこんなキャラ描いたのを思い出した。
上図は前述のアースちゃんや、それをデザインした氷川へきる描くところのちびっ子キャラを意識して描いたものなんだが、このキャラを本格的にアトムのバッタもんとして、起動させようかな。まだ描ける時間があるうちに……。