しばらくブログ休む予定だったが、ドナルド・トランプ大統領が最近連続した銃乱射事件を受け、銃より精神病者が悪いとして、「必要ならば精神病者を、その意思に関わらず監禁すべし」 と言ったと知ったので、その辺に関し少し書く。
確かにこの言葉に対し、米国精神医学会は反対の声明を出したが、トランプ信者のアメリカ人と、トランプ本人にどこまで通じる事やら。さらに日本に飛び火し、T4作戦みたいな事になったら、目も当てられないわ! そう思うにはいろいろ理由はあるが、石堂淑朗が生前「気違いは抹殺されなければならない」と言っていたのがまずある。オレは石堂のこの言葉を惟任さんが生きていた時話そうとしたら、「表現の自由を守ろうとしている人間が、抹殺なんて言葉を使うな!」とキレられた。「オレが言ってるんじゃなく、そう言っている者がいると言う話をしているのであって……」と言っても、「それでも、使うな!」ですと。話にならない! 惟任さんもオレも精神病者だから、石堂みたいな事言う奴に警戒せにゃならんと言う話をしたかったのに、聞く耳持たれなかったのでは。そう、精神病者当人でも、石堂やトランプの言葉に対策しない(出来ない)のが怖いのだ! なんてこった。精神福祉の現場だって、極めてうすら寒い。オレが最初に入った作業所の所長が、「(精神病は)どこか甘やかされた者がかかる」と暴言吐いた事あるし、他の作業所のバックに、極右議員がついていた事だってあるし。極右議員の話は、差し障りがあるので詳述しないが。思っているより、精神病者の立場って弱いんじゃないか? と言う気がするところに、トランプ発言や……。気が滅入るやら胸糞悪いやら。
ここで石堂発言を取り上げたのは、前にも書いたが、今や石堂クラスの発言が日本の保守論客の間では目立たない事になっているからだ! 怖くて怖くて。こんな世の中では、愉快マンガどころじゃないかも知れん。いや、こんな世の中だからこそ、愉快マンガを描かねば……。それはおいといて、トランプ発言などに、どう立ち向かえばいいんだ。打つ手がない気しかしねえ。誰も、手も知恵も貸してくれんしねー。