走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

あまりにも刹那的すぎた人生

 22年前、勤め先でさんざんいびられた挙げ句殺されかかりもしたあの頃、なんで自殺をしなかったのか? 前に「いつかマンガ家になってやる」と言う気持ちがあったからと書いたが、それ以前に憂さ晴らしで遊びまくっていたのを思い出した。ゲームやったり、フーゾク行ったり……。先が見通せない上に、どうすりゃ改善出来るかも分からない。それで刹那的な行動に。あの時、マンガ家になるための具体的な努力をしていれば……。よく考えたら、オレの人生そんな事ばっかりや。小学生の頃、勉強も頭に入ったり気楽な気持ちで帰宅すれば、両親のケンカでうちにすさまじく険悪な空気が流れ、「いくら学校行っても、どうにもならねえ」と思ったりしたからなあ。

 今もそうだが、22年前は学歴もなければ力仕事も出来ねえ。転職するにしても、伝手がない。勤め先で酷い目に遭っている事は、家族に言えなかった……。やけになって、刹那的に振る舞っていたんだろうなあ。だが、今は刹那的に振る舞う金すらない、トホホ。あの頃は自分の人生を自分で生きている実感も薄かったが。家族の「あれ取れ、これ取れ」「ああしろ、こうしろ」「あれ買って来い、これ買って来い」をやっていたのは続いていたし、働くのだって「ああしろ、こうしろ」をやっていた延長のような感じだったしなあ。あの頃どう生きればよかったのか、そしてこれからどう生きればいいのか? 前者はどうにもならんが、せめて後者を見いだせれば。辛い。