走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

監視や厳罰で苦しむのは、遵法精神の高い者だけ

防犯カメラという土俗信仰反社会学講座ブログ

 パオロ・マッツァリーノさんの上記記事では、「犯行におよぶ者は防犯カメラなんか気にしない」と言うような事を書いている。これはオレが長年、「少年犯罪に厳罰を」と言う主張に対し抱いていた疑問点とだいたい同じだ。いくら刑罰が厳しくても、犯罪におよぶ奴は遵法精神が低くなっているのだから、抑止出来るのかと。防犯カメラによる監視や犯罪への厳罰化は、大多数の遵法精神の高い者を苦しめ、縛るだけではなかろうか? オレはそう思う。

 スウェーデンだかでは、厳罰化とは逆に、犯罪者へのカウンセリングなどを行う事によって、犯罪(と言うか再犯か)を激減させ、用なしになった刑務所がホテルなどに改装されていると聞く。てな事言っても、日本の厳罰主義者には届きそうにないが……。嗚呼。日本がイギリスみたいに、予算がないとか言い出して警察署や交番を減らし出したら治安がどうなるか分からないけどな。