パオロ・マッツァリーノさんが言ってた「ネットではいつまで経っても、人を許さない」問題についてふと思った事を。
最初はネットが、「先に謝ったら負けのチキンレース」状態になってるからと思っていた。しかし、子どもに自ら（や他人）のわいせつ画像をネットに出さないよう大人が警告する際、「一度ネットに流した画像は、絶対に消えない」と言ってるのを見て考えが変わった。ネットはその構造上、一度口にのぼった話が消えにくい*1ので、すぐ蒸し返したり話を逆戻りさせやすいからではと思うように。こう言う話、スマイリーキクチさんあたりだともっと上手く言えるんだろうが、オレは自分への中傷に時間をかけて法的手段を講じて対処したおぼえはないので、上手く言えてないかも。
ネットの構造だけじゃなく、訂正や今どきで言う「ファクトチェック」とかは広まりにくいのも、関係しているんでしょうねえ。オレも柄にもなくそう言う事をしようとしたけど、マトモに聞いてもらえなかったからねー。これはあくまで、訂正がきく話に限定しての事だが。……書けば書くほど、むなしなって来るわ。オレも含めて人間ってのは、どこまでも度しがたいように思えて。マー、だからと言ってヤケ起こして、捨て鉢になったりすると、オレも他人をいつまで経っても許さない事になってしまうが。
*1:絶対に消えないとは言いにくい。
