上記記事で「では、またの機会に」と書いていながら、この記事を書くのは心苦しいが、書きたい事が出来たんだ。ゆるせよ。
ラジオでSNSでの暴言うんぬんを言っていたが、パオロ・マッツァリーノさんの下記ツイートなどを見ると、当人も言っていたが問題はずっとむかしからの物ではないかと……。
日本誹謗中傷昔ばなし。保育所に預けてた乳児が保母の不注意で死亡したことが報道されると、わが子を亡くして悲嘆に暮れる母親の元に、「思い知ったか、自分でこどもも育てられないでなにが母親だ!」などと誹謗中傷する手紙が全国から届いたそうな。(『婦人公論』73年10月号)
— パオロ・マッツァリーノ (@paolomazzarino) 2020年5月29日
日本誹謗中傷昔ばなし。戦争を悔いて軍人恩給の受給を拒否した元兵士に、「いい気になるな」「僧にでもなったらどうか」などと誹謗中傷する匿名の手紙が何通も届いたそうな。(野田正彰『戦争と罪責』)
— パオロ・マッツァリーノ (@paolomazzarino) 2020年5月29日
日本誹謗中傷昔ばなし。江川卓さんが超法規的手段で巨人に入団し、世間からバッシングされてたとき、ロシア文学者の江川卓さんの家に「小林がかわいそうじゃねえか」と誹謗中傷する間違い電話がかかってきたそうな。(『現代』79年4月号)
— パオロ・マッツァリーノ (@paolomazzarino) 2020年5月29日
わかる世代のひとだけ笑ってください。
オレもパオロさんの言う「いま起きている社会現象や社会問題のほとんどは、いまはじまったものではない」「問題の根が50年、100年前にある」(コチラ参照)には同意。と言うか、オレのガキの頃は誹謗中傷飛び交いまくりだぞ! それを今思い出したわい。オレも口は悪い方だと思っているが、上記ツイートで紹介されたものほどではない……。と言うか、ネットの暴言と言うのは目立つけど、目立つだけ対策・捜査がしやすい側面はあるのよね。匿名の誹謗中傷の手紙は、警察も捜査するの面倒だもんなあ。ことわっとくけど、ネットでの誹謗中傷を見逃せと言ってるわけではないよ。問題はネットだけにあるんじゃないと言うのであって……。
あと、オレはSNS規制について乗り気な警察や政府にも疑問がある。政府と言うか自民党のネットサポーターズ会員が、今まで何をした? おい。それらを思うと、素直に喜べんのよ。と言ったところで、今度こそブログ休む。