走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

抑圧と自由

 ファミコンの『桃太郎伝説』と言うゲームのラスボスは「えんま大王」で、彼は弱い人間は自ら率いる鬼の支配下にいた方が幸せだと考えていた。結局、桃太郎に敗れ、人間は「愛と勇気」の力で強くなれる事を知り改心するのだが。

 また、菓子のおまけで展開していたヒロイックファンタジーもの『ネクロスの要塞』に、「抑圧」を象徴する敵「ネセースト」と言うのがいて、こいつが倒されると作品世界に自由が取り戻される。

 31~30年前、これらを見ても実感が湧かなかった。親兄弟に支配されてたもんねー。その支配から逃れる術は何かあったはずなのに、さらに宗教に支配される事を選んだオレは大馬鹿野郎だ! 親兄弟からの抑圧が行きすぎて、上のものに支配されることしか考えられなかったのかも知れない。酷い話だ。

 オレ個人の話だけならまだしも、最近の自民党日本会議勝共連合が、自分たちによる支配や抑圧の願望を剥き出しにしていて、それになびく連中が増えて来たのが。そして今のところ、前述の桃太郎伝説ネクロスの要塞みたいに、こいつらを倒したり改心させる術もない。嗚呼。それでいいんか本当に!