走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

進歩しないゲーム誌とゲーマー

 この記事の続き。なんでこの話をしつこく言うのかと言うと、私怨もあるが、もうひとつ。ゲーム誌がこの手の稚拙な論理から一歩も前に進まず、そのため(だけでもないだろうが)明治時代の野球害毒論争の時の安部磯雄押川春浪のような論客が出て来なかったのを嘆いているのだ。ゲーム誌から出なかっただけでなく、その読者(ゲーマー)も、安部磯雄押川春浪になろうとしなかった。これは大変不幸ではなかろうか? と、問うても答えは悪魔の叫び声だろうが……。

 確かに『WILL』のドラクエ特集本や、リオ五輪閉会式での安倍首相のマリオコスプレなど、「保守」がゲームを認めたかのような動きはある。しかしこれは、今の野球の地位のようにゲーマーが戦って勝ち取ったものではない事を忘れてはならない。いつまた不安定になるかなんて、誰にも分かりゃしないんだ。