走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

オレのマンガ道疾風怒濤編その16

a-katu.hatenablog.com

 長らく、家族や世間からオレの描いた絵を否定されまくったせいで辛い思いをして来たが、逆に言えばそれでも描き続けたオレのモチベーションみたいなものは、なんだったんだろう。言い方を変えれば「絵を通して社会と繋がりたい」願望を捨てられなかったのは、何故だと言うか……。それだけ「描く者」への道徳的な信頼が大きかったのかも知れない。逆に言えば自分の周囲*1が、それだけ荒んでいたって事なんだが……。どう荒んでいたかは書かねえぞ、書いて腹が膨れるわけでもオレの絵やマンガの声価が高まるわけでもないからな。言いすぎて、閲覧者からドン引きされた可能性だってあるしな……。だが、親父はじめオレを苦しめて来たDQN極まる連中の真似をしても幸せにはなれんかったろうなと、長年思ってはいたとは言っておく。これも描き続けていた理由としては大きいかも。しかし、オレも意固地な。意固地がいい方向に作用したんがね、ハッキリ言って。

 前回、前々回と「マンガを描くのは、ひとりでは成り立たない」みたいに言っていたのは、オレの絵を否定しまくっていた連中への恨みつらみもさることながら、それに負けて萎縮していたオレ自身への怒りもある。萎縮したのは、むかしどこかで聞いた「自分を褒める者は敵で、叱る者は先生」と言う言葉に惑わされていたのも大きいが。チャラッポコも甚だしい! 「叱る」体で「文句だけ言う」奴の多さを考えると、この言葉は危険だ。そりゃ「褒める」体で陥れようとする連中も多いが、どちらにしろ気にしてちゃキリがない……。前述の言葉に惑わされたのは、人生における「敵」の多さに辟易したのも大きい。これも、言いたくないけどな。

 とは言うものの、自分の好きな事に打ち込め、周囲にそれなりに理解者がいる「恵まれた環境」でなければ絵が絶対描けないわけでもなく。「全てがベストの状態で事に臨めるなんて、滅多にない」とも言うし……、今の状況下で描いて行くしかないな。厳しいけど。今回の記事を書いて塩漬けにしていたあと、下記記事を書いて発表したので、いろいろ食い違いが発生した。ご容赦。

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 しかしこれからどうなって行くんだ、オレの人生……。ぬええ。

(続く)

*1:オタク界隈を除く。