走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

ネットと言う場の安全性

a-katu.hatenablog.com

 上記記事の続きみたいな話。オレは長らく「ネットで罵倒して来る連中に、何も出来んのが歯がゆい」みたいな感情があったが、連中に何も出来んのなら、連中もまたオレに何も出来んと言う事でもあると気付き、だいぶ気が楽にはなった。そりゃ場外乱闘と言うか、リアル*1での揉め事になったらどうか分からないけど、ネットで酷い事言われただけでは無視して行くしかありゃせんがな。それも、直接言われた事でなければ、尚更だ。

 そう言うネットの安全性や匿名性にただ乗りして、文句しか言わない連中を恐れて萎縮していたのがバカバカしいが、それはそれで理由があったんだよ。特に「かつての環境が、あまりに悪すぎた」と言う……。家族にはのべつ幕なし罵倒され、勤め先では殺されかけ、趣味が合うかと思い近付いた相手には利用され、転職すればしたで職場で男子中学生に嫌がらせを受け……。これで相当いじけたと言うか、世の中への恐怖が根付いたのは否定出来ん。そこに加えて、家族からのそれに匹敵するほどネットで罵倒を浴びては。「世の中と言うかネットは、思ったより危険は少ないんじゃないか」と思えるようになったのは、ここ最近ですよ。それでだいぶ気が楽になって、リスクマネジメントは適切にせんといかんとも思えて。hagex氏が殺された事を思えば能天気にすぎるとオレの中の警報が言ってもいるが、逆にネットでの恨みを募らせて凶行に至りそうなのはオレだったんじゃないか*2と言う反省から、自身に明確な実害がない限りは罵倒やネット上の嫌いな相手を無視しようと思って。殺されるまでの恨みを買う事だって、そうそうありゃしないんだし。

 こうも気楽な考えに至ったのは、絵やマンガを描く事に自信がついたのと、その過程で「オレを取り巻く状況に限って言えば、むかしより遥かに良くなっている」と実感出来たからだ。前述のように過去の環境が悪すぎたとも言えるが、そこから良くなったのは重畳なので、それをフイにはしたくない。

*1:ネットのみのやり取りに収まらず、実際のやり取りと思いねえ。

*2:物騒な物言いだが、自己嫌悪と世間への恐怖は、それだけ深刻だったのだ。