部屋から２５年前に作った同人誌が出て来て、その内容の稚拙さに悶絶している。内容を詳述するわけにはいかないが、正直若気の至りにも程がある。２５年前はいろいろ面白くない事が続き、何らかのストレス発散をしなければやってられなかったとは言え……。親父からの「（描く事に）見切りをつけろ、見切りをつけろ」攻撃も激しかった時期だし……って、また過去の亡霊がオレを苦しめる。こんちくしょーめ。
しかし、繰り返すが親父の言う通り「描く事」に見切りをつけていたら、自暴自棄が酷くなって、今頃どう言う事になっていたか分からない。ぞっとする話だ。とか書いていたら、わたしゃなんだか泣けて来ましたよ。自分のしたい事に正直になれず、怯えていた時期に嫌気がさして。今が恵まれているとしても、失ったものも少なくないし……。あまり言っても、凝った「たられば」になるから、ほどほどにせんといかんが。「たられば」は、かなり質の悪い欲だからな。ここまで書いて、やっと落ち着いた。若気の至りは恐ろしい、しなくてもいい苦悩を今のオレにさせるんだからな。
しかし、オーイシマサヨシ氏が「誰でも最初は黒歴史」と言っていたし、仮面ライダー電王の主題歌にも「昨日までの記憶すべて、必要と分かる日が来るはず」とあるから、あの頃作った同人誌もオレにとっては「避けて通れぬ道」だったのかも知れない。いや、今のデジタル作画と言う武器に慣れすぎ、過去の絵が余計に稚拙に見えたのかも知れん……。いずれにしても、トホホな話だ……。過去の亡霊を供養する意味で、出て来た同人誌の一部をスキャンしたデータを一挙公開する。ただ、スキャンしたのは２００８年頃なので、いろいろ不具合はあるが……。
……なんか自ら恥を晒して、傷口を余計に広げている気もして来た。ぬおおおお。
