くおお……。自分の人生がいかに寂しかったかがこたえて、辛い。ちくしょう。恋愛をあきらめ、望まざるも孤独死一直線な生き方だったのが、今になってじわじわ効いて来て。だからと言って、絵やマンガを描いていたのが悪いわけじゃない。結婚した絵描きマンガ家も、馬に食わせるほどいるからな。オレが孤独に生きていたのは、人生の巡り合わせがめちゃくちゃ悪かったとしか言えん！ 詳述する余力はないが、人間不信になるだけの酷い目には遭ってきたし、他者への恐怖を乗り越えられるほどオレは強くも図々しくもなかったしなあ……。
この話題、書けば書くほど悲しくなるのは必至だが、誰かに言わず内に閉じ込めていたら余計に辛い……。オレが女にモテたいと言う気持ちをもっと強く持っていたら、自分の境遇に挑む強さがあったら、こんな泣き言をネットに垂れ流さんでもいい人生があったかも知れない。「描く事」も自分の境遇に挑む一環だったけど、近年まで上手く行ってなかったしなあ……。ここまで書いて、胸が苦しくなって来た。ではどうしたいのかと言う事を言語化しようとしたら、何も言えなくなったあと急に。いや、恋愛をあきらめた事でこうまで苦しいなら「描く事」まであきらめた日にゃ、ゾンビのような存在になるしかねえ。せめて「描く事」はあきらめないようにするしか。それはそれで「酸っぱいブドウ」の反対の概念「甘いレモン」*1みたいだけどよ。……だからなんで、いちいち自分の考えにケチをつけるのか。孤独なのも、人生に寂しさを感じるのも、そう言うところが大きいんじゃないのか。モテるモテない以前に！
「そこだよ！」
「どこだよ！」
「そこ見てんじゃねえよ」
なんだ今の会話は。さておきオレは自分の考えやしてる事に、自らケチをつける悪い癖がある。それがオレ自身の足を引っ張っているのに気づいたから、人生の寂しさにも気づいたのだが。これからもひとりで生きるにしても、自分の人生にケチをつけながら生きる事はない……。そう思ったら、恋愛をあきらめた事による悲しみもやわらいだ。と言うか、オレがオレの考えやしてる事にケチをつけるのは、周囲の劣悪な環境に影響されたせいだっ！ ちくしょー。なんとかして、周囲からの影響を相殺せねば。自分の考えやしてる事にケチをつけなくても、恋愛をあきらめた事への疑問や後悔はそれなりにあるけど。今度は、それをどう処理するかの問題がある。恋愛すべきだったか否かは置いといて、後悔を処理せんと先に進めん……。「あきらめた以上、もう言うな」では済まない。あきらめにしても、オレの選択だったと言えるのか疑問だからな。状況に流されているうちに、そんな事になっちまった側面を考えると……。
*1:自分の手元にあるものを、いいものだとひたすら言い聞かせる事。
