走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

いらん事ばっかり覚えて……

 クロ僕屋氏のツイートに被せる形でツイートしたが、届いているだろうか? 届かんかったら、しゃーない。ところで、はちのやすひこ氏の『タムイ・シンマ』には、タイムマシン研究家の「ヒロセ」と言う人物が出て来る。中学生の頃、筒井康隆の『みだれ撃ち涜書ノート』で、タイムマシンSFを多く書きながらも夭逝した広瀬正と言う作家を知った時「タムイ・シンマのヒロセ氏は、広瀬正から名前をもらったんかいっ!?」と、誰に言うでもなく思ったものだ。こうしてみると、はちの氏は広瀬正のファンだったのかな? こうまでタイムマシンものをよく描いていたと言う事は。ミュータント・タートルズ3については、原作の映画に沿った可能性もあるが……。

 それにしても、オレと言う男も、いらん事ばっかり覚えて……。なんか脳みその使い方を、間違っていた気がしてならない。そりゃ孤独な少年が、その無聊などを癒すのをエンタメに求めて悪い事はないが、もうちょっと勉強して……も無駄に終わっていたな。成績以外のところで進学出来た見込みはなかったし、成績がよくても自衛隊に放り込まれて、その後どうなっていたか。なんて悲しい人生なんでしょ、オレって。これ以上、自分を責めても境遇を嘆いても仕方ないな。話を戻そう。本当は『タムイ・シンマ』の概要でも書くつもりだったけど、話が長くなりそうなんでやめたんだ。と言うより、オタク川柳の「聞いてない 誰もそこまで 聞いてない」を知って以来、知識をてらうのが怖くなってねえ……。だからか、だから「オレと言う男も、いらん事ばっかり覚えて……」なんて弱気になってしまったんだな。オレは同人作家に返り咲いたから、知識をてらうより知識をどう作品に織り込むかを考える方がいいのかも知れん。商業マンガ家のはちの氏が、コロコロコミックの読者たる小学生にはまず分からない広瀬正ネタをぶっこんだように。