走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

「感想の前借り」上等で言うけど

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 上の絵は、最近よく描くオリキャラである。このキャラに何をさせようか、ずっと悩んでいた。しかし、ある事を思い付いた。一話ごとに違う舞台や設定ではあるが、このキャラが主人公をつとめるアンソロジー形式のマンガにするとか。ところで、みなもと太郎が『お楽しみはこれもなのじゃ』にて、そう言う形式のマンガは「絶対数が少ない」と言ってたけど、それは山上たつひこが『喜劇新思想大系』でやろうとして*1編集者に言われた「でもそれじゃ、読者の印象が弱くなってしまうんだよね」と言う言葉が答えだろう。のちに江口寿史とか、やろうとしていた者もいたが、今は途絶えているんじゃなかろうか?

 そりゃ、山上たつひこに言った編集者の気持ちも分かりますよ。そもそも連載でなきゃ出来ない形式な上、印象が弱まるのは事実だろうし。でも、今こそやってもいいんじゃないだろうか。まだ、同人誌と言う場が大きい事だし。……って、また自分にいらん枷を嵌めてるよ、オレは。いや、4~5話で一冊分として、その原稿が溜まるまでちびちび描けば……。世界情勢が極めて不安定なのにか? いやいや、最盛期の柳沢きみお山上たつひこは、週刊誌3つ*2くらい同時に掛け持ちし、さらに月刊誌にも描いていたじゃありませんか。そこまでやる事は出来ないとしても、複数のマンガを同時に描くのに挑んだっていいのでは。人生の残り時間だって、ないんだからさ……。だから人生の残り時間をどれだけ削るかの勝負になるやんけ、それは。いや、一話を8ページ程度の掌編にしたら、あるいは……。あるいはじゃねえよ。

 題名にも書いたように、ここでごちゃごちゃ言えば「感想の前借り」になって描かない可能性もある。それでも考えを整理する意味で、書きたくなったんじゃ。と言うか、まずなんにしろ描く事だね……。

*1:最初期の頃は、そんな感じだったが。

*2:あるいは、それ以上。